服についたファンデーションの正しい落とし方とは?外出先での対処法も

メイクをしているときや外出先などで、服につけてしまったファンデーションのシミ。

すぐに自分でシミ抜きをしたり、洗濯したりしても、なかなか汚れが落ちずに困った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ここでは、服についたファンデーションの正しい落とし方や、外出先でできる応急処置をご紹介します。

1.ファンデーションはなぜ落ちにくい?汚れの種類・成分を知ろう

シミをきれいに落とすには、まず汚れの種類や成分を知ることが重要です。
なぜなら、汚れの種類によって適切な処置方法が異なるからです。

シミや汚れは大きく以下の2種類に分けられます。

油に溶けやすい「油溶性」の汚れ
例)ファンデーションや口紅などの化粧品、カレーやドレッシングなどの食品、油性ボールペン、クレヨンなど

水に溶けやすい「水溶性」の汚れ
例)コーヒーやお茶、ジュース、ワイン、しょうゆなど

ファンデーションは、色をつけるための「顔料」に、油などを混ぜてつくられています。そうすることで、耐水性を高め、汗などで簡単にファンデーションが落ちないようになっています。

ただ、耐水性が高く、水に溶けにくいゆえ、ファンデーションが服についてしまった場合、水で洗い落とそうとしても落ちにくいのです。

2.洗濯表示を確認し、水洗いできるかチェック

服についたシミや汚れを落とす前に、まず服についている洗濯表示を見て、「洗濯機や手洗いで洗えるか」(水洗いができるか)を確認します。

家庭で洗濯できる(水洗いができる)のは、「洗濯桶マーク」がついている場合です。ただし、洗濯桶マークに「×(バツ印)」がついている場合は、家庭で洗濯できません。

にもかかわらず、水洗いをしてしまうと生地が縮んだり、傷んだりする可能性があるので、自宅での洗濯は避け、クリーニング店に依頼しましょう。

3.服についたファンデーションを落とす方法

では次に、服についてしまったファンデーションの落とし方について、具体的に説明していきます。

【用意するもの】
・クレンジングオイル
・台所用中性洗剤
・歯ブラシ(または部分洗い用ブラシ)
・白いタオル(またはペーパータオル)




  1. 【手順】

  2. 1.ファンデーションの粉がついている場合は、手で軽くはたいて落としておく。固形物がついている場合は、ティッシュペーパーなどでつまんで取り除く。

  3. 2.シミで汚れた部分を下にして、タオルを敷く。

  4. 3.歯ブラシにクレンジングオイルをつけ、シミの裏側からトントンと軽くたたき、タオルに汚れを移していく。

  5. 4.タオルをずらしながら同様に繰り返す。

  6. 5.タオルに色がつかなくなったら、クレンジングオイルを水(またはぬるま湯)で洗い流す。クレンジングオイルは油分が強いので、落ちにくい場合は台所用中性洗剤をかけて水で洗い流すとよい。
  7. 6.汚れやクレンジングオイルが落ちたら、洗濯機で洗う。

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4.外出先で服にファンデーションがついたときの応急処置

【用意するもの】
・ハンドソープ(またはクレンジングシート・メイク落としシート)
・ティッシュペーパー(または乾いた布、ハンカチなど)




  1. 【手順】

  2. 1.ファンデーションの粉がついている場合は、手で軽くはたいて落としておく。固形物がついている場合は、ティッシュペーパーなどでつまんで取り除く。

  3. 2.シミの部分にティッシュペーパーをあてて、油分を吸い取る。

  4. 3.シミの裏側にティッシュペーパーを敷く。

  5. 4.別のティッシュペーパーにハンドソープをつけ(クレンジングシートでもOK)、シミの部分を軽く押さえるようにしながら、裏側に敷いたティッシュペーパーに汚れを移していく。

  6. 5.裏側に敷いたティッシュペーパーをずらしながら同様に繰り返す。
  7. 6.ティッシュペーパーに色がつかなくなったら、別のティッシュペーパーや布をあてて、水分や石けんの成分を吸い取る。

  8. 7.家に帰ったら、すぐに洗濯機で洗う。

5.服についたファンデーションを落とす際の注意点

服についたファンデーションをきれいに落とすためにも、以下の注意点を押さえておきましょう。

①できるだけ汚れを早く落とす

ファンデーションにかかわらず、シミは時間が経つほど落ちにくくなります。服に汚れがついたら、できるだけ早く処置することが肝心です。

②生地を強くこすらない

服についたファンデーションを落とす際は、生地をこすらないように注意してください。
生地をこすってしまうと、汚れがさらに染み込んだり、生地が傷んだりする原因になります。

③クレンジングオイルは生地を水で濡らす前につける

一般的にクレンジング剤をつける前に、顔を水で濡らしてしまうとメイクが落ちにくくなります。

服についたファンデーションの場合も、汚れ落ちが悪くならないように、生地を水で濡らす前にクレンジングオイルをつけることが重要です。

6.まとめ

服についたファンデーションのシミは落とし方を間違えると、シミが残ってしまう可能性があります。今回ご紹介した方法を参考にして、適切に処置しましょう。

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