イヤホンをポケットに入れたまま洗濯してしまった、耳から外れてしまい水に落としてしまったなど、水没させてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
今回は、イヤホンを水没させてしまったときに試したい復旧方法や壊れてしまったときの対処方法をくわしく解説します。
<目次>
少しでも復旧の可能性があるのであれば試してみたいという方へ、イヤホンを誤って洗濯してしまったときの対処方法をお伝えします。
イヤホンの電源が入っている場合は直ぐに切ってください。
通電しているとショートや発火のリスクがあります。
内部に水が入ると、乾燥までに要する時間が長くなり、深刻な損傷を与えかねないため、水分を押し込んでしまわないよう力を入れず、慎重に拭き取ります。
タッパーや保存袋に、乾燥剤になるシリカゲルと一緒にイヤホンを入れ、3日〜1週間程度置きます。シリカゲルがない場合は、米でも代用できます。
乾燥剤になるものがない場合は、風通しの良い日陰にイヤホンを置き、自然乾燥をさせる方法も効果的です。ただし、密閉乾燥よりも時間がかかり、完全に乾燥しない可能性があります。
イヤホンが水没したときには、乾燥させることが大切ですが、乾燥方法を間違うと破損の原因になります。
・直射日光に当てる
日光による熱や紫外線によって、内部の部品が損傷する恐れがあります。
・ドライヤーの温風を当てる
高温になるため、内部の部品にダメージを与えてしまいます。
・冷蔵庫にいれる
イヤホンを冷やすのもNGです。
冷蔵庫で乾燥させることは可能ですが、取り出したときに急激な温度変化で結露が発生してしまう恐れがあり、乾燥させた意味がなくなります。
・乾燥中に電源を入れたり充電をする
完全に乾燥していない状態で電源を入れたり充電したりすると、ショートしてしまう恐れがあります。
しっかり乾くまで操作をしてはいけません。
水没したイヤホンは、復活する見込みはありますが、必ず復活するとは限りません。
基本的には完全に元に戻る可能性は低いです。
とくにワイヤレスイヤホンは、水に弱いパーツが内蔵されており、防水性能があるものでも復活しない可能性があることを念頭に置いておきましょう。
水没したイヤホンが復活したとしても、以前と同様に使用できないケースもあります。
電源は入るが音は出ない、こもったような音質になる、左右で音量が異なる、ノイズがするなど、音質が劣化している場合は修理を検討しましょう。
水没により復旧しなかったイヤホンは、どのような対処が望ましいのでしょうか。
水没してしまったイヤホンの修理をする際や、新しいイヤホンを購入する場合の買取について解説します。
メーカーの修理保証期間であっても、水没による故障は保証の対象外になることが多く、有償の修理対応の可能性が高いです。
修理するよりも新品に買い替えたほうが安いこともあるため、修理金額を把握してから検討した方がいいでしょう。
メーカーではなく、イヤホン専門店でも修理を行っています。
利用する際は、店舗の口コミや評判と修理費用を事前に調べておくと安心です。
故障したイヤホンは処分するしかないと考えている方もいるかもしれませんが、買取業者では使えないイヤホンでも買い取ってくれるサービスがあります。
新しいイヤホンを購入する費用に充てられるのはうれしいですよね。
イヤホンを洗濯してしまったときは、焦らずにまずは電源を切り、完全に乾燥するまで待ちましょう。
乾燥剤と一緒にイヤホンを容器に入れる密閉乾燥がおすすめです。
しかし、水没してしまったイヤホンが元通りに戻る可能性は極めて低く、音の劣化は否めません。
修理をする場合は、新しく購入した方が安いケースもあるため、修理費用を把握してから依頼するといいでしょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。