蛍光増白剤とは?洗剤に含まれる効果やデメリット、安全性について解説

さまざまな種類がある洗濯洗剤。自分に合ったものを選び、気持ちのいい洗濯がしたいですよね。


洗濯洗剤の成分に「蛍光増白剤」という記載を見つけて、どのような効果があるのか気になった方もいるのではないでしょうか。


今回は、蛍光増白剤とはどのような効果があるのか、使用上の注意も含めてくわしく解説します。

1.蛍光増白剤は衣類をより白く見せるために使われる染料

蛍光増白剤とは、紫外線を吸収し青白い光に変え発光する染料です。白いものをより白く見せる効果があります。


白い衣類やタオルには、製造の段階で蛍光増白剤が使用されていることが多いです。


しかし、蛍光増白剤は洗濯を繰り返すと落ちてしまいます。


衣類の白さを保つために、家庭用の洗濯洗剤にも蛍光増白剤が含まれたものが販売されるようになりました。

2.蛍光増白剤と漂白剤の違い

蛍光増白剤は汚れを落とす作用はなく、白い衣類などをより白く見せるためのものです。一方、漂白剤はシミや黄ばみを取り除くために用いられます。


衣類の白さを際立たせたいときは蛍光増白剤、衣類の変色や汚れを落としたいときは漂白剤を使用しましょう。


漂白剤にも塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の2種類があり、それぞれ適した使用方法があるため、よく確認してから使用してください。

3.蛍光増白剤を使用しないほうがいい衣類

蛍光増白剤は人や環境へのリスクは低いとされていますが、肌が弱い方はアレルギーの心配があったり、素材などにより合わない衣類があったりとデメリットも存在します。

蛍光増白剤を使用しない方がいいケースを紹介します。

赤ちゃんや肌の弱い人が着る衣類

赤ちゃんや肌が弱い方が着る衣類は、蛍光増白剤入りの洗濯洗剤の使用を控えましょう。


経済産業省からも乳幼児の製品についてはできるだけ使用を避けることという通達が出ています。


食品に触れるものや紙ナプキン、医療用ガーゼなども使用してはいけない決まりがあります。


一度、蛍光増白剤の洗剤で洗濯してしまうと繊維と結びつき、落とすのが難しいため気をつけましょう。

天然素材で作られた生成りやパステル調の衣類

もともと蛍光増白剤が使用されていない綿や麻、レーヨンなどの天然の風合いを活かしている生成りやパステル調の衣類にも使用を控えた方がいいでしょう。


生成りとは、ベージュのような明るい色を表す言葉として使用されますが、本来は生地本来の色を活かした糸や布地のことを指します。


繰り返し蛍光増白剤を使用してしまうと、色あせたような状態になってしまうため、気をつけてください。


洗濯表示などが記載されているタグに、蛍光増白剤の使用について書かれていることもあるため、確認してみましょう。

4.蛍光増白剤が入っているかどうかはラベルで見分けられる

洗濯洗剤に蛍光増白剤が入っているか確認するには、ラベルの成分表示を見ます。


使用されている場合は、「蛍光増白剤」「蛍光剤」などの表記が一般的です。


赤ちゃんの衣類を洗うときや肌が敏感な方は避けるのはもちろんのこと、とくに白を際立たせたい衣類を洗うことがない場合は、蛍光増白剤フリーの洗剤を選ぶといいでしょう。

5.まとめ

蛍光増白剤は染料の一種です。紫外線を吸収し青白い光に変える効果があります。


美しい白さを保つことができますが、赤ちゃんや肌の弱い方の衣類や天然素材など、一部使用を控えた方がいいものも存在します。


洗濯洗剤を購入するときは、ラベルをよく確認してください。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。



超音波洗浄機能「らくらくSONIC」を使えば30秒で簡単にきれいに!AQUAのオススメ洗濯機「Prette plus」



AQUAのドラム式洗濯乾燥機まっ直ぐドラム2.0の「エアウォッシュEX」機能を使えば、簡単に除菌・消臭・抗菌が出来る!仕上がりがふんわり!

ページの先頭へ