テレビなどのワンシーンや他の家の洗濯物の干し方を見て「私のやり方と違う…もしかしたら洗濯物の干し方が間違っているかも?」と気づかされることはありませんか?
洗濯物をハンガーにかけて干しただけでは、シワが残っていたり、型崩れをしていたりすることもあります。
洗濯物の干し方にはルールがなく、また誰かに注意されることも少ないため、正しい方法がよくわからないですよね。
そこで今回は、洗濯物の干し方の基本や効率のいい乾かし方など、人には聞けない正しい干し方をくわしく解説します。
<目次>
洗濯表示は洗い方の指示だけではなく、干し方や乾燥機が使用できるかなど乾かす際にもチェックしたい項目があります。
洗濯表示には、主に吊り干し、ぬれ吊り干し、平干し、ぬれ平干しの4種類があり、違いは四角の枠の中に線で表されています。
また、日なたと日陰を区別する表記もあり、干し方を間違うと色あせや型崩れの原因になるため、必ず確認しましょう。
乾燥機を使う際も、使用できるか確認してから行ってください。
洗濯表示 | 意味 |
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日なたで吊り干し |
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日陰で吊り干し |
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日なたでぬれ吊り干し |
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日陰でぬれ吊り干し |
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日なたで平干し |
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日陰で平干し |
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日なたでぬれ干し |
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日陰でぬれ平干し |
吊り干しや平干しなどの言葉は知っていても、どのように干したらいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
洗濯物の干し方の種類と、どのような衣類を干す際に向いているかを解説します。
吊り干しは、ハンガーに衣類をかけて干す基本的な干し方です。
ハンガーにかけると服がくっつかず空間ができるため、早く乾きます。
省スペースで干せるため、場所を取りません。洗濯物が多いときにも助かります。
平干しは型崩れしやすい衣類に適した干し方です。
平らな場所に衣類を置いて干します。平干し用のネットを使用するといいでしょう。
ニットやコートなど、ハンガーにかけると水分の重みで伸びてしまう恐れがあるデリケートなものにおすすめの干し方です。
パーカーやトレーナー、ニットなど厚手で重たい衣類は竿干しがおすすめ。
衣類を2つ折りにして物干し竿にかけるだけです。シワなどは軽く手で伸ばし、形を整えましょう。
吊り干しでは型崩れしてしまう、平干しでは乾きにくいという衣類におすすめの干し方です。
ズボンやスカートなどのボトムスは、筒干しで風通しを良くしましょう。
筒干しはウエスト部分をピンチハンガーで挟み、筒状に干します。
ボトムスはポケットなど布が重なっている部分が多いため、裏返して干すといいでしょう。
シーツや毛布、バスタオルなど、厚手で大きいものを干すときは、物干し竿にかけて片面だけを長くして干す、ずらし干しがおすすめです。
片面だけ重たくなるため、落ちてしまいそうなときはしっかりと挟める洗濯ばさみで押さえましょう。
物干し竿が2本あるときは、M字干しでもOK。物干し竿にかけて、横から見たときにM字になるように干す方法です。
薄手のタオルなどはジャバラ干しをすると、風通しが良くなり早く乾きます。
ピンチハンガーを使用して、ジャバラになるようにとめます。
シーツなど大物も干せるスペースがないときは、ジャバラ干しを活用してみましょう。
シャツやブラウスは、そのままハンガーにかけるだけではシワが残りやすく、アイロンがけの手間がかかります。
ハンガーにかける前にシャツを両手で持って上から下にバサッと数回振りさばきましょう。
ハンガーにかけたら、サイドや両脇、襟や前立ての部分、袖口などを手で軽く伸ばしておくときれいに乾きます。
洗濯物は基本的に風通しの良い日陰で干すのがおすすめです。
直射日光に当てると、紫外線で色があせてしまう恐れがあります。
特に黒やネイビーなど、色の濃い衣類は色あせが起こるリスクが高いです。
洗濯物はアーチ型に干すと、風邪が通りやすくなるため、早く乾きます。丈の長いものを両端に、短いものを中央に干すように意識しましょう。
また、洗濯物同士の間隔は10cm程度あけるのがベストです。
すべての衣類に共通することですが、ハンガーにかけただけではシワが残ってしまう可能性があります。
かけたあとにシワになりやすい部分は軽く引っ張ったり、手で軽く叩いたりしてシワを伸ばしましょう。
また、シワを防止するために、脱水後はすぐに取り出して干しましょう。
洗濯物を干すときは、少し工夫するだけで早く乾かせます。
基本的には、風通しを良くすることがポイントです。アーチ型に干したり、洗濯物同士の間隔に気をつけたりしましょう。
また、そのまま干してしまうとシワが残りやすいため、しっかりと形を整えて干すことも大切です。
衣類の種類によって適した干し方もあり、特別な道具を使わなくてもすぐにできるため、早速次のお洗濯から実践してみましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。