洗濯機についている糸くずフィルターは、その名の通り洗濯の際に出る糸くずやホコリを集めてくれるフィルターです。
とくに何もしていないと洗濯機にエラーが表示され、ネットに黒い塊がたまっていたという経験はありませんか?
糸くずフィルターは定期的なお手入れが欠かせません。
今回は、洗濯機の糸くずフィルターの掃除方法や交換する目安などをくわしく解説します。
<目次>
糸くずフィルターにゴミが溜まっていると、洗濯物に汚れが付着したり、洗濯機や排水口にゴミが詰まったりする恐れがあります。
ネット型の糸くずフィルターとプラスチック型の糸くずフィルターに分けて、掃除方法を紹介します。
用意するものは、どちらもバケツなどの容器・歯ブラシ・漂白剤の3つです。
ネット型の糸くずフィルターは目につきやすいため、掃除を忘れずに行えるのがメリットですが、耐久性が低く容量が少ないため、こまめに掃除する必要があります。
STEP1.糸くずフィルターを洗濯機から外す
外し方がわからないときは、無理に外そうとせずに取扱説明書を確認してください。
STEP2.ネットを裏返してゴミを取る
洗濯をした直後で濡れているときよりも、乾いているときのほうが、ゴミが固まっているため取りやすいです。
STEP3.水につけたまま汚れを歯ブラシなどで擦って落とす
バケツなどの容器に水を張り、洗濯ネットを浸してください。水につけたまま、歯ブラシで擦って汚れを落とします。
STEP4.水を入れ替え漂白剤を入れてつけ置きする
きれいな水に入れ替えて、漂白剤を入れたら、30分程度洗濯ネットをつけ置きします。
STEP5.水洗いをして糸くずフィルターが乾いたら洗濯機に戻す
つけ置きが終わったら水洗いをして、よく乾かしてから元に戻しましょう。
プラスチック型の糸くずフィルターは、耐久性が高く、容量も多いのが特徴です。
しかし、目立ちにくいのでお手入れを忘れがちに。掃除をする習慣をつけましょう。
STEP1.糸くずフィルターを取り外し、蓋を開けて中のゴミを捨てる
ネット型と同様に、外し方がわからないときは、無理に外そうとせずに取扱説明書を確認してください。
STEP2.容器に水を張り糸くずフィルターを入れる
バケツなどの容器に水を張り、糸くずフィルターを浸します。
STEP3.水につけたまま汚れを歯ブラシなどで擦って落とす
STEP4.水を入れ替え漂白剤を入れてつけ置きする
きれいな水に入れ替えて、漂白剤を入れたら、30分程度洗濯ネットをつけ置きします。
漂白するとカビ対策にもなります。
STEP5.水洗いをして糸くずフィルターが乾いたら洗濯機に戻す
つけ置きが終わったら水洗いをして、よく乾かしてから元に戻しましょう。
糸くずフィルターは、洗濯中に出る細かい糸くずや髪の毛、ホコリなどを除去する役割があります。
衣類への付着を防ぐとともに、洗濯機や排水口にゴミが詰まるのを防止しています。
糸くずフィルターの掃除の頻度は、縦型洗濯機の場合は洗濯するたびに、ドラム式洗濯機の場合は週に1回が理想です。
毎回行うのは面倒、洗濯機の使用頻度が少ないといった場合は、エラーの表示が出たときや、ゴミがある程度まで溜まったらなど、目安を決めて定期的に行うといいでしょう。
糸くずフィルターは消耗品です。定期的に掃除をしても寿命がきます。
糸くずフィルターを交換する目安を紹介します。
ネット型の糸くずフィルターの交換のサインは以下のとおりです。
・フィルターに付いている汚れが洗っても落ちなくなった
・ネットに穴が空いている
・黒ずみが付いている(カビが生えている)
・ネットの生地が薄くなっている
・洗濯するたびに外れてしまう
プラスチック型の糸くずフィルターの交換のサインは以下のとおりです。
・締りが悪くなっている
・網目が敗れかけている
ネット型もプラスチック型も、上記の項目が一つでも当てはまるようなら交換しましょう。
そのまま使用していると、洗濯物に汚れが付着したり、洗濯機や排水口にゴミが詰まったりするだけではなく、洗濯機の故障につながる恐れもあるため、すぐに交換してください。
糸くずフィルターは、ネット型とプラスチック型の2種類がありますが、どちらも定期的な掃除が欠かせません。
洗濯をするたびに掃除するのが望ましいですが、忘れてしまう方は自分で掃除のタイミングを決めておきましょう。
外して汚れを擦り落とすだけできれいになります。落ちにくい汚れがついているときは漂白剤を使用しましょう。
糸くずフィルターは定期的な掃除をしていても、ある程度使用していると寿命がやってきます。交換のサインを1つでも見つけたら、取り替えてください。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。