洗濯機を買い替える際は、できるだけ安く買いたいと誰しも思うはずです。実は、家電量販店のセールだけでなく、お得に洗濯機を購入できる時期があるのをご存じでしょうか。
洗濯機を買い替えるタイミングは、使用年数か寿命のサインで判断する必要があります。
この記事では、洗濯機を買い替えるベストな時期や寿命の目安、具体的な寿命のサインについて解説します。洗濯機をいつ買い替えるか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
<目次>
故障により急いで購入する場合を除き、洗濯機の買い替えはベストなタイミングを狙うのがおすすめです。ここでは、洗濯機をお得に購入するための買い替え時期の見極め方を解説します。
多くの家電量販店では、2回の決算期が設けられています。大手家電量販店の場合、9月の中間決算と3月の 総決算が一般的です。
決算期は少しでも売上を伸ばすために、在庫処分セールを行なう場合が多くあります。通常は値下げ交渉が難しい商品であっても、総決算の時期は値下げ率が高く、値引き交渉もしやすくなります。
なお、できるだけ安く洗濯機を買い替えるなら決算期が狙い目です。特に、値下げ率が最も高くなる3月の総決算がおすすめです。
新モデルが発売される直前は、在庫処分に向けて旧モデルが値下げされます。特にドラム式洗濯機など高額で高性能モデルをお得に購入できる絶好のチャンスです。
旧モデルは在庫限りとなるケースが多いため、購入を検討している方は早めに動くことをおすすめします。
年に2回ボーナスが支給される企業では、夏は6~7月、冬は12月 に支給されるのが一般的です。この時期は家電を買い替える方が増えるため、家電量販店ではボーナス商戦としてセールが実施されます。
ただし、決算期ほどの大幅な値下げは少なく、 本体価格は据え置きで、ポイント還元率をアップしたり、購入特典を付けたりするケースが見受けられます。
できるだけ安く買いたい場合は、セールの内容をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
年末年始は、クリスマスセールや歳末セール、お正月セールなど、家電量販店がセールに力を入れる時期です。特に冬のボーナス支給時期と重なるため、消費者の購入意欲が高まります。
店舗側も売上を伸ばすために、型落ちの旧モデルを在庫限りで店頭に並べているケースも少なくありません。高機能なドラム式など、高価格帯の機種もお得に買えるチャンスです。
ただし、年末は競争率が高くなるため、早めの購入決断をおすすめします。
4月は入学や就職など、新生活を始める方が多い時期に合わせて、 直前の2~3月頃 に「新生活応援セール」などのセールが行なわれる場合がよくあります。
特に、初めて一人暮らしをする方向けに、冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機をセットにして割引価格で販売するケースも多いのが特徴です。一人暮らし用の洗濯機を探しているなら、この時期は通常のときよりお得に購入できるためおすすめです。
販売促進セールとは、メーカーの社員が家電量販店の店舗に出向き、来店客に直接販売するイベントを指します。開催時期は決まっていませんが、人出が多い土日に開催されるのが一般的です。
販売促進セールで購入するメリットは、メーカーの社員が直接製品の強みなどを教えてくれる点です。洗濯機の機種選びに迷っている場合、選択肢を増やす良いチャンスといえるでしょう。
各家電メーカーが独自で行なうキャンペーンのことです。
キャッシュバックキャンペーンや、洗濯機と新和性の高い洗剤プレゼントキャンペーン、メーカー保証延長キャンペーンなど、独自のキャンペーンも開催されている場合もあるので、必ず欲しい洗濯機のメーカーのホームページをチェックしましょう。
内閣府の消費動向調査(2023年3月)によると、洗濯機の平均使用年数は「10.1年」です。洗濯機は、エアコンや冷蔵庫、テレビと比べて平均使用年数は長い反面、故障が原因で買い替える割合が「74.2%」 と最も多くなっています。
洗濯機のメーカーが定める部品保有期間は、製造終了から6年程度 が一般的です。保有期間を過ぎると部品の調達が難しくなり、修理の対象外になるケースもあります。
また、電気用品安全法に従って、設計上の標準使用期間は、7年と定めています。
7年を超えて使用すると、経年劣化による発火・けがなどの事故に至るおそれがあります。修理が可能な期間を考慮すると、洗濯機の寿命は7年が目安といえるでしょう。
洗濯機は使い方や環境によって寿命は変動します。寿命のサインが出たときが買い替えのタイミングになるため、洗濯機の状態をこまめにチェックすることが重要です。
洗濯機の買い替え時期を判断するための寿命のサインについて解説します。洗濯機をいつ買い替えようか迷っている方は、以下のサインが出ていないかチェックしてみましょう。
洗濯機の運転中に異音がした場合、異音の原因によっては買い替えが必要になることがあります。
洗濯槽に異物が入ったり、洗濯物を入れすぎたりするなど、自分で対処できる原因もあります。しかし、モーターやベルトの劣化が原因の場合、自分で対処しきれないため、修理または買い替えを検討しましょう。
洗濯機の水漏れが発生した場合、まずは漏れている箇所の確認が先決です。給水ホースや、排水口からの水漏れは、接続部分の締め直しやホースの交換、排水口の掃除により対処が可能です。
しかし、洗濯機の本体から水漏れしている場合、内部の部品が壊れている可能性があります。部品の保有期間内であれば修理を依頼し、期間が過ぎている場合は買い替えを検討するのをおすすめします。
洗濯機から異臭が発生する場合、臭いの種類によっては買い替えの検討が必要です。洗濯機から発生する異臭の種類とその原因は次のとおりです。
臭いの種類 | 臭いの発生場所 | 原因 |
---|---|---|
カビ | 洗濯槽内、洗濯物 | 洗濯槽の裏側、糸くずフィルター、洗剤投入口などにカビが生える |
洗剤 | 洗濯物 | 洗剤の入れすぎ、すすぎ残し |
下水 | 排水口 | 排水トラップの不具合で下水道の臭いが上がってくる |
カビの臭いがする場合は、洗濯槽専用のクリーナーで掃除し、糸くずフィルターなどの部品を取り外してきれいにしましょう。それでも臭いが残る場合、衛生面を考えて買い替えの検討をおすすめします。
洗剤臭を防ぐには、適量の洗剤を使用するのが基本です。水の量に対して洗剤の適量は決まっており、香りの強い柔軟剤も入れすぎないよう注意しましょう。
洗濯物を洗濯槽に入れたまま放置すると、風通しが悪くなり、菌が急速に繁殖します。また、洗濯後も取り出さずにそのままにしておくと臭いが発生するため注意が必要です。洗濯槽内まで雑巾のような臭いが広がることがあり、洗濯物を放置しないよう心がけましょう。
排水や脱水ができないときは、排水口や排水ホース、糸くずフィルターの詰まりが原因と考えられます。汚れが詰まっている場合は、部品を取り外してゴミや汚れをきれいに掃除します。
掃除をしても状況が改善しない場合、メーカーに修理を依頼するか、買い替えを検討したほうがよいでしょう。
乾燥が十分にできない原因は、洗濯物の入れすぎや乾燥フィルターにゴミが詰まっている、可能性が考えられます。
洗濯物の量を減らし、フィルターのゴミを取り除き、乾燥できるか試してみましょう。それでも改善しない場合、本体の故障が考えられるため、修理か買い替えが必要です。
洗濯機の電源プラグやコードが異様に熱い場合、断線や接触不良が原因と考えられます。 火災や感電の危険性があるため、すぐに運転を中止する必要があります。
操作パネルに触れても反応しない、あるいは反応が悪い場合、接続不良や電子部品の劣化が考えられます。
洗濯機を長期間使用していると、電源を入れても反応しないケースがあります。この場合、一度電源プラグを抜き、しばらく待ってから再び電源を入れてみましょう。
それでも改善しない場合は、ほかの家電製品の電源プラグを差して、コンセントの本体に問題がないか確認してください。コンセントに問題がなければ、洗濯槽本体の故障が考えられます 。
洗濯機を買い替えるタイミングは、年に2回の決算期や年末年始、新モデルの販売前、資金に余裕があるボーナス時期などが挙げられます。よりお得に洗濯機を買い替えたい場合は、決算期や新モデルの販売前が狙い目です。
買い替えを検討する際は、部品保有期間である6年程度、または寿命がきたサインで判断するようにしましょう。
AQUAの洗濯機は、縦型とドラム式の複数のモデルを展開しています 。ラインナップを確認したい方は、以下のリンクをご参照ください。
https://aqua-has.com/laundry