黄砂が飛来する時期は外干しNG!黄砂が飛来したときの部屋干しのポイントを解説

春が近づくと耳にすることが増える「黄砂」。


黄砂とは、中国やモンゴルなどの砂漠や高原から、偏西風に乗って飛来した土壌や鉱物粒子のことです。


風に乗って日本に運ばれてくる間に、大気汚染物質を取り込んでいる可能性があり、健康への被害も注意が必要ですが、洗濯物も黄砂にさらされるとさまざまなトラブルがあります。


黄砂が飛来しているときは、洗濯物の外干しは諦めなくてはならないのでしょうか。

今回は、黄砂による洗濯物への影響や干し方のポイントなどをくわしく解説します。

1.洗濯物を外干ししたときの黄砂による影響

黄砂が飛来しているときに、洗濯物を外干しするとさまざまな影響があります。


黄砂は花粉と比べるとかなり小さく、不溶性のため水にも油にも溶けません。


そのため、一度ついてしまうと洗濯しても落ちない可能性があるため、注意が必要です。

汚れや黄ばみの原因になる

黄砂には、アルミニウムやカルシウム、鉄などの金属成分が含まれており、洗濯物の汚れや黄ばみの原因になります。

衣服の生地が傷む

黄砂の粒子は非常に小さく、衣類に入り込み繊維を傷つけてしまう恐れがあります。


繊維が細かいニットなど、デリケートな素材でできている衣類は注意しなくてはなりません。

ニオイがつくことがある

黄砂自体にニオイはありませんが、金属化合物や有害物質が含まれているため、洗濯物につくと悪臭の原因になることがあります。


このニオイは洗濯をしてもなかなか取れません。

2.黄砂の時期は部屋干しがおすすめ!部屋干しの5つのポイント

黄砂の時期は、さまざまなトラブルを防ぐために、部屋干しがおすすめです。


部屋干しは生乾きが気になる人も多いですが、干し方のポイントを押さえればニオイを抑えることが可能です。

除菌・抗菌効果のある洗剤を使用する

部屋干しをしたときに感じる生乾き臭の原因は雑菌です。そのため、除菌・抗菌効果のある洗剤を使用すると、生乾き臭を抑えられます。


除菌・抗菌効果のある洗剤がないときは、酸素系漂白剤でのつけおき洗いをするとニオイを抑える効果が期待できます。酸素系漂白剤は使用する前に、必ず洗濯表示を確認してください。

洗濯物を溜め込まない

洗濯物は溜め込まず、こまめに洗いましょう。溜め込むと雑菌の繁殖が進み、嫌なニオイの原因になります。


とくに汗や汚れがひどい洗濯物は、放置することでどんどん雑菌が繁殖し、汚れが落ちにくくなってしまいます。


また、溜め込むことで干す量が増えて風通しが悪くなると、乾くまで時間がかかるため、きれいに洗った洗濯物に雑菌が繁殖してしまう恐れも。


一度に洗う量は、洗濯槽の7割くらいを目安にするといいでしょう。

洗濯

洗濯物同士を離し、風通しを良くして干す

部屋干しをする際は、風通しを良くすることが大切です。洗濯物同士の間隔は10~15cmがベスト。


厚手のものと薄手のものを交互にかけたり、アーチ状に干したりすると風通しが良くなります。


また、スカートやズボンなどのボトムスはピンチなどを使用して筒状に干したり、厚手のトップスは太いハンガーを使ったりすると、風の通り道ができるため、早く乾きます。

洗濯槽をきれいにする

洗濯槽は定期的に掃除をしないと、カビや雑菌が繁殖します。洗濯槽の雑菌は洗濯物に付着し、ニオイの原因になるため注意が必要です。


洗濯槽クリーナーを使用するといいでしょう。月に1回程度を目安に、洗濯槽のお手入れをしてください。

扇風機やサーキュレーター、除湿機などを活用する

扇風機やサーキュレーター、除湿機など、風の流れを作ってくれる家電を活用するのもおすすめです。エアコンの除湿機能も活躍してくれます。


扇風機やサーキュレーターは、洗濯物に直接当てて風を通しましょう。除湿機やエアコンは少々電気代がかかりますが、湿度を効率よく取り除いてくれます。


浴室の乾燥機能があれば、そちらも活用しましょう。

浴室乾燥

3.黄砂の時期に外に干したいときは

黄砂の時期にどうしても外干しをしたいときは、洗濯カバーを利用しましょう。


「カバーをかけると、乾燥するのに時間がかかるのでは?」と考えるかもしれませんが、日光を集め水蒸気を飛ばす機能などがついているため、心配はいりません。


黄砂だけでなく、PM2.5や花粉などからも守ってくれるため、ひとつ持っていると便利なアイテム。撥水加工がされているものを選べば、突然の雨も安心です。


洗濯物を隠すこともできるため、見られたくない衣類を干すときや女性の一人暮らしの防犯対策にも役に立ちます。

4.洗濯物に黄砂がついてしまったときは

洗濯物に黄砂がついてしまったときは、乾燥させてから手で払い落としましょう。濡れたままの状態では、なかなか落とせません。


乾燥してから手で払えばある程度は落とせますが、気になる場合や肌に直接触れる衣類だったときは再度洗濯をおすすめします。

5.まとめ

黄砂は汚れや黄ばみ、ニオイなど、洗濯物にさまざまな悪影響を及ぼします。


黄砂が飛来する予報があったときは、部屋干しがおすすめです。


部屋干しは生乾き臭が気になる人も多いですが、除菌・抗菌効果のある洗剤を使用したり、こまめに洗濯したり、干し方にも一工夫すればニオイは防げます。


どうしても外に干したいときは、洗濯カバーがあると便利です。


黄砂がついてしまったときは、慌てずに洗濯物が乾燥するまで待ちましょう。濡れた状態では落とせません。


黄砂の時期は、せっかく洗った洗濯物を台無しにしないためにも、天気予報をよく確認しましょう。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。



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