Special interview オゾン研究におけるスペシャリスト オゾンの力で生活環境をより豊かに Special interview オゾン研究におけるスペシャリスト オゾンの力で生活環境をより豊かに
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オゾン水等の環境活用に関する研究のスペシャリストであり、
日本医療・環境オゾン学会副会長を務められる
内藤博敬氏に、AQUAのマイクロオゾンシリーズに
ついて語っていただきました。

内藤 博敬

ないとう・ひろたか

日本医療・環境オゾン学会副会長、
日本機能水学会理事
大学時代より衛生科学の分野で水処理の研究を行う。東日本大震災をきっかけに、オゾン水等の機能水を活用した消毒技術についての研究を始め、現在は食品の洗浄や保存にオゾン水を活用するなど、より生活に近い場面でのオゾン活用について研究している。未だ確立されていないオゾンによる除菌効果の数値化や評価法の制定にも取り組んでいる。

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まずは「オゾン」についてAQUAの
ユーザー様に向けて
わかりやすく
解説をいただきたいと思います

SPECIAL INTERVIEW Q1

オゾン水の特徴を、
メリット / デメリットの点から
教えてください

(内藤氏)オゾン水とは、除菌・消臭力に優れた効果を持つ機能水です。溶け込んでいるオゾンとは、もともと我々の身近に存在している天然の物質で、酸素は2つの分子が手を結んでいるのに対して、3つの分子が手を結んでいるものがオゾンと呼ばれています。このオゾンによる除菌・消臭のメカニズムは、酸素に戻ろうと3つのうち1つの分子が飛び出すところがポイントで、それが菌や臭いの元となるものを酸化することによって、菌や臭いそのものを分解する作用があります。

なぜ今衛生管理にオゾンが注目されているかというと、オゾンは菌や臭いを分解した後に酸素に戻るので、安全に使える点が挙げられます。ただ、酸化する作用が強いがゆえに、濃度の扱いには注意が必要。我々人間も酸化されてしまう可能性があるので、あまりに高濃度オゾンが発生する空間にい続けることは、避けた方が良いとされています。
しかしこれはオゾンに限ったことではなく、薬品による除菌・消臭であってもあまりにも濃度が高いものを活用すると危険な場合がありますよね。そのため、除菌・消臭にオゾンを活用する際は、場所や用途に合わせて効果の出る製品を選び、安心・安全に使えるよう工夫されたオゾン水を活用することが大切です。

SPECIAL INTERVIEW Q2

オゾン水の除菌性能についての
見解をお聞かせください。

(内藤氏)オゾン水による除菌は、「菌や臭いそのものを破壊」してくれることが特徴です。一般的に広く使われるエタノールや次亜塩素酸といった薬剤を用いた除菌は、菌の内部に入り込み、水分と入れ替わって除菌効果を発揮します。もちろん除菌効果は見込めるのですが、課題とされていることの1つに「耐性(抵抗性)菌が出現すること」があります。使い続けていった時に、その薬剤に対して菌が「抵抗性」を持つようになり、だんだんと薬に強くなっていってしまうことが研究の結果わかっているんです。
一方、オゾン水による除菌は外からアタックし、菌そのものを酸化して分解します。とにかく壊す能力が高いので、耐性(抵抗性)菌がそもそもできにくいのです。
すべてに確証が取れているわけではないですが、今のところオゾンがまったく効かない菌を私は知らないので、もしどなたか知っていたら、教えて欲しいくらいです。

SPECIAL INTERVIEW Q3

オゾン水の消臭性能について
見解をお聞かせください

(内藤氏)消臭性能についても、オゾンは臭いそのものを破壊する力がある分、他の薬剤よりも有用だと考えています。一般的に広く使われている薬剤による消臭方法は「マスキング」と呼ばれ、臭いの物質を他のものでカバーして臭いを抑えるという方法です。良い香りの化学物質でコーティングすることによって、「臭いがない状態」を作るというメカニズムですが、この場合、しばらくするとコートが取れてまた臭いが発生しやすくなります。

対してオゾンは、臭いの成分を元から壊していくため、一度消した臭いが時間の経過とともに戻ってくることはありません。新しい臭いが発生しない限りは、一度抑えた臭いがまた出てくることはないですね。

SPECIAL INTERVIEW Q4

今後、オゾン水に期待されること
(活用シーンなど)について
お聞かせください

(内藤氏)オゾン水自体、衛生対策には非常に有用なものなので、これからいろいろな場面で活用されてほしいと願う一方、消費者が気軽に使える製品がまだまだ足りていないと言うのが現状です。AQUAさんをはじめ、オゾンに関する研究を重ねていらっしゃるメーカーさんの商品が、これから広まっていくことを期待します。

また、研究者としてオゾンを活用する方にお伝えしたいことは、オゾンの力をよく知って正しく使って欲しいという希望もあります。あらゆる菌や臭いに効果があるものですが、先ほども申した通り「濃いものが絶対的に良い」わけではありません。使用する場所や用途によって、きちんと効果のある形で使用していただき、皆さんの周りの空間を心地よくしていただけたらと思っています。

AQUA micro ozoneシリーズに
ついて
色々お話を
うかがいたいと思います

SPECIAL INTERVIEW Q1

AQUAオゾン水スプレーの
優れている点を
お聞かせください

(内藤氏)大きくは2点。生成したオゾンの濃度を保ったまま噴霧できる技術と、水道水を使用できる点です。オゾンは分解しやすい物質なので、生成したての濃度を保ってスプレーすること自体に、とても難しい技術を要します。例えば、オゾン水を普通のスプレーボトルに入れてスプレーしようとすると、その圧力だけでオゾンは分解して壊れてしまいます。また、オゾン水を用いたスプレー機器は他にもありますが、オゾンの生成から噴霧するまでの間に濃度が落ちてしまうことがほとんどなので、高濃度のオゾンを維持したままスプレーできるAQUAのオゾン水スプレーの技術は、同じような製品の中でも優れていると思いますね。

なぜ高濃度を維持できることに着目するかと言うと、スプレーの場合は特に1回のプッシュでそれほど多く量が出ないので、少ない量でも除菌・消臭の効果を示すために、オゾンの濃度が維持されていることが重要なのです。AQUAのオゾン水スプレーは、その除菌効果のデータを見ても、きちんと高い除菌性能が証明されています。

また、水道水を使える点も、これまで専用水を必要としていたオゾン生成をより身近なものにしてくれたと思います。日本の水は軟水ですが、少なからずカルシウム分やマグネシウム分といった成分が入っているので、通常水道水でオゾンを作ろうとしても、水道水の中の物質と反応して、オゾン自体が減ってしまうんですね。また、それらの成分がオゾンをつくる電極などにくっついて汚れを増やしてしまうこともあったので、その課題をクリアにした点が優れていると思います。専用水を常に用意する手間もないですし、お手入れのコストも抑えられていますよね。「手軽に安定したオゾン水を使える」という、極めて我々にとってはありがたい条件です。

SPECIAL INTERVIEW Q2

AQUAオゾン水スプレーの
改善点をお聞かせください

(内藤氏)実際に使用して、大きな不自由は感じませんでした。しかし今後、家庭用などにも活用されていくことも視野に入れて考えると、大きさや使い勝手というところは改善の余地がありそうです。
オゾンを生成する機械が入っているので仕方がないことですが、さらに手軽に使っていただくために、大きさの検討などは必要でしょうか。
また、利用する場所によって、噴霧のパターンを選べるといいのかなと思いました。水で出した方が良いのか、霧状の方が良いのか。霧状にするとよりオゾンは壊れやすくなるので、技術者の方々には難しいお願いをしていると重々承知しつつ、希望としてお伝えしたいです。

SPECIAL INTERVIEW Q3

AQUAオゾン水スプレーが
適した使用目的や使用場所

(内藤氏)「どんなところでも」と言うと大袈裟かもしれませんが…まずは臭いを感じやすいキッチン周りですね。まな板や三角コーナーが生臭いと感じた時にオゾン水スプレーをかけていくと、しっかりと臭いを分解していくかなと。

また、人と人が接する場所にもおすすめですね。商業施設や劇場、そのトイレであったり、病院やクリニックの待合室などで使っていただけると、非常に効果がいと言えます。薬剤を使った除菌や消臭とは異なり、もともとは水道水なので菌や臭いを分解したらそのまま酸素と水になります。年齢問わず誰にとっても安心あり、かつピンポイントで除菌・消臭をしたい箇所の衛生を保てると思います。

SPECIAL INTERVIEW Q4

AQUAの
オゾンガス発生器についても
お聞かせください

(内藤氏)AQUAのオゾンガス発生器が優れている点としては、まずコンパクトなサイズ感が挙げられます。通常のオゾンガス発生器はもう少し大掛かりな形をしているものが多いので、こういった商品が出てくると、オゾンを活用した衛生対策がより身近になると感じました。このコンパクトさを持ってしても、空気中の酸素を活用し安定して低濃度のオゾンを発生させる能力は、非常に優れています。

オゾンガス発生器を使用するときに気をつけたほうがいい点としては、広さに合わせた濃度の調節と、生成したオゾンが人に直接当たらないようにすることです。AQUAのオゾンガス発生器は、5段階からオゾン発生レベルを選べますし、安心して使用するために設置方法を選べるので、環境に合わせて正しく使って欲しいです。

気候や湿度に影響されにくく、様々な環境下においても安定したオゾンを生成すること。人体に安全な低濃度のオゾンで安心して過ごせる衛生空間を作れるという重要なポイントを、しっかりと抑えた商品だと思います。

SPECIAL INTERVIEW Q5

オゾンを活用したAQUAの除菌・
消臭製品「マイクロオゾン
シリーズ」に
期待されること

(内藤氏)今回、業務用のオゾン水スプレーやオゾンガス発生器を発売されたとのことですが、除菌や臭いを消したいシチュエーションというのは、一般家庭のあらゆる場面にもあります。例えば臭いが気になりやすい冷蔵庫の中であったり、カビが生えやすい洗濯機であったり。そういった家庭内の製品にもオゾンの力を活用していってくださることを期待します。

我々研究者としては、衛生対策に非常に有用であるオゾンの力をもっと多くの方に知っていただきたいと思っています。正しく安全に、より身近に使える製品ができてくると、我々としても、とてもありがたいですね。AQUAの皆様には、ぜひ頑張っていただきたいと思っております。

※オゾン、オゾン水は、すべての菌・ウイルスやニオイを除菌・消臭できるわけではありません。
また、本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。

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