ラグジュアリーなデザインと多彩な機能を兼備 妥協なき最新フラッグシップモデル AQUAの5ドア冷凍冷蔵庫「TXシリーズ」堂々誕生!
自宅のキッチンに、どんな冷蔵庫を設置したいだろう? デザインがおしゃれなもの、保鮮機能にすぐれているもの、清潔性にこだわったもの。重視するポイントは十人十色だが、AQUAの「TXシリーズ」なら、さまざまなニーズにあまねく応えてくれる。同社の人気モデル「Delieシリーズ」や「TZシリーズ」の強みを継承しながら、さらなる進化を遂げた「TXシリーズ」のフラッグシップモデル「AQR-TXA50N」(定格内容積501Lモデル)の実力を、じっくりと探っていこう。
ボディデザインフロストガラスで品よくラグジュアリー。
サイズや質感にこだわり抜いたデザイン
今回注目したAQUA「TXシリーズ」のフラッグシップモデル「AQR-TXA50N」(定格内容積501Lモデル)の実物を見た第一印象は、「美しい」だった。前面ドアにはマットな質感のフロストガラスが採用され、近づいてよく見てみると、表面に繊細なテクスチャーがあしらわれているのがわかる。ガラスドアを採用した一般的な冷蔵庫のツルツルとした質感とは異なり、本機は見た目も触り心地もさらっとしているのだ。そこにあるだけで、キッチン空間だけでなく、気分までラグジュアリーな雰囲気に浸らせてくれる、実に品のいいデザインと言えるだろう。
「AQR-TXA50N」の本体サイズは、約700(幅)×667(奥行)×1850(高さ)mm。奥行きを抑えた薄型設計ながら、501Lという大容量の定格内容積を実現している。カラーバリエーションは、写真の「マットクリアブラック」に加え、「マットクリアホワイト」の2色展開
フロストガラス
思わず手で触れてみたくなる、フロストガラス採用の美しいガラスドア。表面には細かなテクスチャーが施されており、指紋が付きにくく、汚れが付いてもサッと拭き取れる機能性もあわせ持つ。キッチン空間がより洗練された雰囲気になるのが印象的だ
また、本機には人感センサーで人の動きを検知し、冷蔵庫に近づくと運転状況を光で知らせる「LEDステータスバー」が搭載されているのも特徴のひとつ。インジケータとしての役割を果たすだけでなく、先進的なデザインを完成させる要素のひとつとしても寄与しており、デザインと機能性が両立されていることがわかる。握りやすく掃除しやすいハンドルデザインを含めて、キッチンのインテリアにこだわる人も納得のデザインと言えるだろう。
LEDステータスバー
冷蔵室のドア下部には、人感センサーで反応し、冷蔵庫の動作状況を色で知らせてくれる「LEDステータスバー」を搭載。グリーンは「節電モード」、オレンジは「半ドアアラート」、パープルは「おいシールド運転モード」、イエローは「製氷給水アラーム」など、LEDのカラーで冷蔵庫の運転状況をひと目で確認できるのが便利だ
ハンドルデザイン
保鮮機能おいしさ長持ちで調理もしやすい先進の保鮮機能
ラグジュアリーなデザインに目を奪われがちだが、「AQR-TXA50N」は保鮮機能も一級品だ。冷蔵室内下部のチルド室には、食材に冷風を当てず、上部のアルミパネルと下部のアルミトレイの輻射冷却効果により、傷みやすいひき肉の鮮度を約10日間キープ※1する「W間接冷却チルド」を新搭載。以下に示した、AQUA従来品のチルド室で保存した食材との鮮度比較の写真を見てもらえれば、その違いは一目瞭然だろう。忙しい共働き世帯では、週末に食材をまとめ買いするケースも多いと思うが、ひき肉や魚を1度の食事で使いきれなくても、これなら安心。翌週もおいしいひき肉料理はもちろん、焼き魚や煮魚などの魚料理を食卓に並べることができそうだ。
W間接冷却チルド
冷蔵室内下部のチルド室には、上部のアルミパネルと下部のアルミトレイの輻射冷却効果により、食材のおいしさをキープする「W間接冷却チルド」を搭載。肉、魚介類、ハム、チーズ、かまぼこ、ちくわなど、さまざまな食材の乾燥を抑制し、おいしさを長持ちさせられる
「W間接冷却チルド」(左)と、AQUA従来品のチルド室(右)で10日間保存したひき肉の状態を比較したのがこちら。一般的なチルド室では茶色く変色してしまっているのに対して、「W間接冷却チルド」で保存したひき肉は、本来の赤みがしっかりと残っており、見るからにおいしそうだ。同様に7日間保存したイワシについても、ドリップの流出が最小限に抑えられているのがよくわかる
また、冷蔵庫中段の野菜室には、半密閉構造と輻射冷却効果により、野菜の水分を逃さず、うるおいと鮮度を守る「うるおいエリア」を新搭載。しおれやすい葉物野菜も約10日間、シャキシャキの状態で保存できる※2ので、そのままサラダにして食卓にあげられる。葉がピンと立った小松菜を見ると、約10日前に購入したものだとは思えないほどだ。
うるおいエリア
半密閉構造とアルミプレートの輻射冷却効果により、野菜のうるおいと鮮度を守る「うるおいエリア」を備えた野菜室。傷みやすい葉物野菜もシャキシャキとした歯応えを保つとともに、ビタミンCなどの栄養素の残存率も高いのが特徴だ
「うるおいエリア」(左)と、AQUA従来品の野菜室(右)で10日間保存した小松菜の状態を比較したのがこちら。一般的な野菜室では、ぐったりとしおれてしまっていて料理には使えなさそう。それに対して、「うるおいエリア」で保存した小松菜は、ピンと葉が立ち、購入時と状態がほとんど変わっていない
野菜室には、AQUAと北海道電力が共同開発した、業界初※3の鮮度保持LED「ツインLED」も搭載されている。野菜の光合成が促進されて糖分が増加するとともに、エチレンガスの発生などが抑制され、じゃがいもなどの発芽や腐敗、軟化が抑えられる※4。野菜や果物のフレッシュな見た目や味を長く維持できるので、気になる食品ロスも低減できそうだ
冷蔵庫の下段、上下2段に分かれた大容量の冷凍室には、内部の温度変化を抑えて、長期冷凍による霜付きを防ぎ、約30日間おいしさを長持ちさせるAQUAの特許技術※5「おいシールド冷凍」を搭載。こちらも、まとめ買いをするケースの多い共働き世帯にはうれしい装備と言えるだろう。
おいシールド冷凍
上下2段で合計140Lの大容量冷凍室には、AQUAの特許技術「おいシールド冷凍」を搭載。冷気の出入り口に開閉式のフタを装備し、霜取り運転時にフタを閉じることで暖気の流入を防ぎ、食材への霜付きを抑えてくれる
使い勝手左右対称大型ドアポケットやマイクロオゾン除菌など、使い勝手も一級品
使いやすさにも定評のあるAQUAの冷蔵庫だが、さて、「AQR-TXA50N」の場合はどうだろう? 冷蔵室の収納棚はレイアウトを自在に変更できるので、大きめのホーロー鍋やホールケーキを箱のまま保存できるほか、収納場所に困ることの多い一升瓶や2Lペットボトルも収納可能な「左右対称大型ドアポケット」が用意されている。実際に試してみたが、大きな一升瓶と2Lのペットボトルが難なく収まり、「これは便利」と感嘆。そして印象的だったのは、庫内が明るく、見やすいこと。冷蔵室の奥全面と天面にパネルを配した「ツインパネル」によるもので、ここまで明るい庫内は見たことがないほどだ。どこに、何が収納されているのかが視認しやすいので、食材管理がしやすい。
レイアウト自在収納棚
鍋をそのまま冷蔵室に入れておきたいときは、冷蔵室下段の棚を外せばOK。これなら、ケーキの箱や背の高いボトルなどもすっぽりと収まる。収納する食材に合わせて、「我が家のベストなレイアウト」を見つけてみてほしい
左右対称大型ドアポケット
ツインパネル
見える野菜室
「Delieシリーズ」でも好評だった「見える野菜室」を引き続き採用。冷蔵室の底面がクリアで、野菜室の中身が冷蔵室からも確認できるというもので、今ある食材で作れる献立を考えたり、二重買いや買い忘れを防ぐのに役立つ
操作パネル
各種モードの切り替えボタンは冷蔵室のドア側面に集約されている。一般的な冷蔵庫の場合、冷蔵室の側面の壁にボタンが並んでいることが多いが、収納した食材で操作がしづらかったり、各ボタンの機能表示が読みにくかったりと、使いづらいこともしばしば。ドア側面にボタンが並ぶ設計は、なるほど、理にかなっている
外せるワイドアイストレイ
氷を貯める「ワイドアイストレイ」は簡単に取り外して水洗いでき、清潔に保てる。もちろん、「ワイドアイストレイ」を取り外して冷凍室の収納力を拡張することも可能だ。なお、製氷ユニット内の製氷皿も水洗いでき、常に清潔な氷を作れるのがうれしい
マイクロオゾン除菌
まとめ自宅に置くなら、こんな冷蔵庫を選びたい
今回、レビューを行っていて感心したのは、奥行き667mmの薄型設計により、庫内の奥まで手が届きやすいこと。冷蔵室庫内を明るく照らす「ツインパネル」照明も相まって、見やすく、食材管理がしやすいのが印象的だった。容量、デザイン、保鮮機能、使い勝手、清潔性。冷蔵庫選びのポイントはさまざまだが、「AQR-TXA50N」はいずれのポイントにも妥協がなく、フラッグシップモデルの名にふさわしい完成度を誇っていた。
先進の保鮮機能と使いやすさを、フロストガラスをまとう美しい筐体に落とし込んだ本機は、AQUA渾身の意欲作と言える。自宅のキッチンに設置するのなら、こんな冷蔵庫を選びたい。そう素直に思えた、充実のレビューとなった。
AQUA「TXシリーズ」
- ※1 試験条件/AQR-TX51NとAQR-SV38K(2021年モデル)を各1台用意し、AQR-TX51Nのチルドルーム(微凍モード)を試験区、AQR-SV38Kのチルド ルームを対照区としました。保存期間を10日間とし、保存前および保存後にそれぞれの項目を評価しました。牛豚合いびき肉を購入し、パックのまま保存。 一般生菌数: 初期菌数 4.3×106(CFU/g)、 保存後 AQR-SV38K 2.2×108(CFU/g)、AQR-TX51N 7.3×106(CFU/g)。 (一財)日本食品分析セ ンター調べ(成績書番号:第23021241001-0101号、第23021241002-0101号、第23021241003-0101号)。
- ※2 試験条件/AQR-TX51NとAQR-SV38K(2021年モデル)を各1台用意し、AQR-TX51Nの野菜室(うるおいエリア)を試験区、 AQR-SV38Kの野菜室を対照区として約1.8㎏の野菜をラップなし、ドア開閉なし、ツインLEDオフで保存しました。保存期間を10日間とし、保存前および保存後にそれぞれの項目を評価しました。小松菜の保存後の重量減少率はAQR-SV38K 22.4%、 AQR-TX51N 8.0%。保存後のビタミンC残存率AQR-SV38K 56.3%、AQR-TX51N 80.5%。運転状況や食品の種類、状態や量により、効果は異なります。AQUA調べ。
- ※3 食材の発芽を抑制することを目的とした鮮度保持について。国内家庭用ノンフロン冷凍冷蔵庫において、1980年1月~2023年4月国内で発売された各社冷蔵庫のカタログより調査。AQUA調べ。
- ※4 試験条件/AQR-TZA51N(ツインLED野菜ルーム搭載)とAQR-TZ51M(旬鮮野菜ルーム)を各1台用意し、AQR-TZA51Nの野菜ルームを試験区、AQR-TZ51Mの野菜ルームを対照区としました。トマトはラップした状態で保存し、保存14日後に試験サンプルの果皮硬度を比較しました。AQUA調べ。
- ※5 試験条件/おいシールド冷凍が搭載されたAQR-TZ51Nと非搭載のAQR-SV27G(2017年モデル)を各1台用意し、AQR-TZ51Nの冷凍室を試験区、AQR-SV27Gの冷凍室を対照区としました。保存期間を4週間とし、保存前および保存後にそれぞれの項目を評価しました。牛ステーキ肉は解凍後、真空パックして70℃で60分間湯煎し、常温に戻してロース芯を測定。メバチマグロは冷蔵室で解凍後、そのまま測定しました。試験結果/①牛ステーキ肉のグルタミン酸残存率=AQR-SV27G(ドリップ抑制機能無し)57.8%、AQR-TZ51N(ドリップ抑制機能あり)77.3%。②メバチマグロの食感変化率=購入直後57N、AQR-SV27G(ドリップ抑制機能無し)209N、AQR-TZ51N(ドリップ抑制機能あり)100N。味香り戦略研究所調べ。
●特許5832937:凹形状のカバーでファンを覆うことにより、除霜時の温度上昇を防ぐ。2023年4月現在(AQUA調べ)