服についた口紅や油汚れを落とすためにベンジンを使おうと考えていませんか?
ベンジンは強力な効果がありますが、使い方を誤ると生地を傷めたり、事故につながる危険もあります。
そこで今回はベンジンの使い方と注意点について解説します。
<目次>
ベンジンは非常に効果的なシミ抜き剤ですが、すべての衣類や汚れに使えるわけではありません。
作業を始める前に、必ず以下の4つのポイントをチェックしてください。
まずは、その衣類が家庭で扱えるものかどうか、洗濯表示(タグ)を確認しましょう。
「水洗い不可」のマークがついていても、ベンジン自体は水を使わないため使用できるケースがありますが、「ドライクリーニング不可」の表示がある場合は使用できません。
洗濯表示については、下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説
ベンジンが落とせるのは、油性(脂溶性)の汚れだけです。
水に溶ける汚れには効果がありません。今の汚れが何によるものか思い出してみましょう。
ベンジンで落ちる汚れ(油性)
・チョコレート、バター、マヨネーズ
・口紅、ファンデーション
・クレヨン、機械油、油性ボールペン
ベンジンで落ちない汚れ(水溶性)
・コーヒー、ジュース、醤油
・汗、血液
水溶性の汚れにベンジンを使うと、かえって汚れを広げてしまうこともあるため注意が必要です。
ベンジンを使用する際は、必ず窓を開けて換気をしてください。
ベンジンは揮発性が高く、空気中に成分が充満しやすい性質があります。
締め切った部屋で作業をすると、気分が悪くなる恐れがあるため注意が必要です。
また、ベンジンは引火性が非常に高い液体です。
ストーブやヒーターの近く、ガスコンロのあるキッチン、あるいはタバコを吸いながらの作業は火災の原因となり大変危険ですので、必ず火の気のない場所で、換気を十分に行いながら作業しましょう。
いきなりシミ抜きをするのではなく、衣類の目立たない場所で色落ちテストを行ってください。
STEP1.白い布や綿棒にベンジンを少量含ませる。
STEP2.衣類の目立たない部分を軽くたたく。
STEP3.布に衣類の色が移らなければOK。
もし色がつくようであれば、その衣類は色落ちしやすいため、自宅でのシミ抜きは中止しクリーニング店へ相談してください。
準備が整ったら、シミ抜きを行っていきましょう。
STEP1. シミの裏に当て布を敷く
STEP2. ベンジンを付けた歯ブラシでシミをトントンと叩き出す
STEP3. シミが取れたら干しておく
ベンジンを使った後、濡れた部分の境目が乾いて輪ジミになってしまうことがあります。
衣類が水洗いできる素材であれば、ベンジンを乾かした後、いつもどおりの洗濯をすればきれいになります。
水洗いができない衣類の場合、ベンジンだけで対処する必要があります。
STEP1. シミの裏に当て布を敷く
通常のシミ抜きと同じように、タオルの上に衣類を置きます。
STEP2. ベンジンを付けた歯ブラシで輪をぼかすようにたたく
輪ジミの境界線を外側に向かって散らすように、やさしく叩いてください。
ベンジンは油性汚れに強い味方ですが、万能ではありません。
・手順通りやっても汚れが薄くならない
・カシミアやシルクなど、デリケートで失敗が怖い素材
・自分でやってみたけれど、輪ジミが消えない
このような場合は、無理に続けず、プロのクリーニング店にお任せしましょう。
ベンジンを使ったシミ抜きは、口紅やチョコなどの油性汚れに非常に効果的ですが、引火性や揮発性があるため扱いには十分な注意が必要です。
作業の際は火気厳禁・換気必須を徹底し、事前に洗濯表示と色落ちの確認を行いましょう。
汚れをこすらず叩いて下の布に移し、輪ジミにならないよう最後は境界線をぼかすのがポイントです。
「自分では難しそう」「失敗したくない」と感じたら、無理をせずクリーニング店に依頼しましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。
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