洗濯物同士の絡まりや摩擦を防いでくれる洗濯ネット。
お気に入りの衣類を丁寧に洗い、長持ちさせるために欠かせないアイテムです。
最近では乾燥機能のついた洗濯機も増えてきましたが、洗濯ネットは洗うときだけではなく、乾燥機を使用する際も入れたままの方がいいのかと疑問に思ったことはありませんか?
この記事では洗濯ネットに入れたまま乾燥機にかけてもいいのかくわしく解説します。
<目次>
乾燥機での洗濯ネットが使用できるかを確認する前に、衣類が乾燥機を使用できるかチェックしなくてはなりません。
乾燥機が使用できるかどうかは、洗濯表示に記載されています。
タンブル乾燥とは、ドラムの中でグルグル回しながら乾燥させることです。家庭用洗濯機にドラム式が普及したため、新しく導入されました。
丸の中に「・」が1つのものは60℃まで、2つのものは80℃までの温度に耐えることが可能です。
「×」がついている場合は、乾燥機の使用はできません。
洗濯表示については下記の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
乾燥機の洗濯表示 | 洗濯表示の意味 |
---|---|
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80℃までの温度でタンブル乾燥ができる |
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60℃までの温度でタンブル乾燥ができる |
![]() |
タンブル乾燥禁止 |
結論からいうと、乾燥機で乾燥させるときは、洗濯ネットから出した方がいいでしょう。
洗濯ネット自体があまり熱に強い素材ではないという理由もありますが、衣類の乾燥にも影響します。
洗濯ネットに入れたままでは、温風が行きわたりません。
とくに厚手の衣類などは生乾きの部分ができやすく、乾きにムラができてしまいます。
洗濯後に一度止めて、洗濯ネットから取り出して乾燥をスタートしてください。
乾燥機は衣類を舞い上げ、温風を当てながら乾かす仕組みです。
洗濯ネットに入れたままでは、衣類が舞い上がらないため、シワができやすくなります。
靴下やハンカチ、下着などの小物類は、洗濯ネットに入れて乾燥機を使用しましょう。
小物をそのまま入れてしまうと、フィルターやドラムの隙間に入るなど、トラブルの原因になることも。
小物は乾きやすいので、洗濯ネットに入れたままでもムラができる心配はほとんどありません。
コインランドリーの乾燥機は、家庭用の乾燥機とは違い、80℃近い高温になります。
自宅では洗濯が難しい毛布や布団などを基準に温度が設定されているからです。
洗濯表示に60℃までの表示がされている衣類は、高温設定のまま使用してしまうと、縮んでしまう恐れがあるため注意してください。
コインランドリーでは、温度を調整できる乾燥機もあるため、乾かすものによって設定を変えましょう。
洗濯ネットは、基本的には乾燥機での使用は控えましょう。
乾きにムラができたり、温風で舞い上がらないためシワの原因になったりします。
ただし、小物はフィルターやドラムの隙間に入ってしまう恐れがあるため、洗濯ネットを使用しましょう。
コインランドリーの乾燥機は業務用のため、家庭用のものよりも温度が高く設定されている恐れがあります。使用前に温度をよく確認してください。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。