絵を描くことに夢中になってしまい、服を汚したり、壁や床などに描いてしまったりと、幼い子どもがつけたクレヨン汚れに悩む家庭もあるでしょう。
子どもの想像力や表現力などさまざまな力を身につけられるお絵描きの機会を大切にしたいと思いつつも、いつもの洗濯や雑巾などで拭き取ってもなかなか落ちないクレヨン汚れは厄介なものです。
そこで今回は、衣類や壁、床などについたクレヨン汚れをきれいに落とす方法をくわしく解説します。
<目次>
クレヨンは油脂性の汚れです。
水に溶けにくく、油には溶けやすい性質があり、いつも通り洗濯しただけでは落ちないことも。
洗濯前にクレヨンの汚れを落としておくのがポイントです。
クレヨンの汚れを落とす手順を見ていきましょう。
クレヨンの汚れがついた衣類を洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認してください。
洗濯表示の見方は、桶に水が入っている図柄は、水洗いができる素材です。数字は液温を表しています。
桶に水と手が描かれているものは、手洗いが可能。桶に「×」がついているものは水洗い不可のため、家庭での洗濯は禁止です。
水洗いができないときは、クリーニングに出しましょう。
クレヨンの汚れは40℃程度のぬるま湯で落とすのが適していますが、洗濯表示には30℃までの液温で洗うようになっている衣類も存在します。
また、このあとクレンジングオイルを使用してクレヨン汚れを落とす方法を紹介しますが、ウールやカシミア、シルクなどデリケートな素材は、生地を傷める恐れがあるため、水洗いが可能でもクレンジングオイルは使わない方がいいでしょう。
その他、洗濯表示には漂白剤の使用や乾燥方法などについても書かれているため、よくチェックしてください。
新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説
STEP1.クレンジングオイルを汚れている部分に塗る
乾いた状態でクレンジングオイルを塗ってください。
STEP2.汚れが浮いてきたら、40℃程度のお湯でクレンジングオイルを洗い流す
STEP3.落としきれなかった部分に洗濯用の固形石けんをつけ、歯ブラシで優しくこする
STEP4.再度40℃程度のお湯で洗い流し、通常通りの洗濯をする
家具やフローリングなどの木材やビニール製の壁紙についたクレヨン汚れも、クレンジングオイルや中性洗剤を使用して落とすことが可能です。
クレンジングオイルまたは薄めた中性洗剤を含ませた布で汚れを拭き取り、乾拭きをします。
表面が平らな木材や水をはじくビニールの壁紙は汚れが落としやすいですが、白木など表面に塗装や加工がされていない木材や紙製の壁紙、表面に凸凹がある壁紙は、汚れが落ちにくく残ってしまうこともあります。
また、時間が経てば経つほど落としにくくなるため、気づいたらすぐに落としましょう。
子どもにはのびのびとお絵描きを楽しんでもらいたいものですが、壁や床への落書きは避けたいところです。
クレヨンの汚れを予防する対策を紹介します。
クレヨンやペンなどの筆記用具は、使わないときは子どもの手の届かないところにしまっておきましょう。
専用のお絵描きスペースを設けるのもおすすめです。
子どもは小さなノートやスケッチブックでは物足りず、身体を動かして広い空間に書きたいという理由から、壁や床への落書きが始まります。
そのため、あらかじめ段ボールや大きな模造紙などを用意しておくといいでしょう。
子どもが壁にお絵描きをするのが好きな場合は、大きな段ボールを組み立てて、中でお絵描きするのもありです。
段ボールの中であれば、壁だけではなく床にもお絵描きができるので、ストレスなく楽しめるでしょう。
水で落とせるクレヨンなど、汚れを気にせずに子どもがお絵描きを楽しめる製品もあります。
一般的なクレヨンよりも汚れは落としやすいですが、素材によっては落ちない場合もあるため注意しましょう。
クレヨンの汚れが衣類についてしまったときは、クレンジングオイルを使用すれば、きれいに落とすことが可能です。
ただし、水洗いできない衣類やデリケートな衣類は自宅でのケアが難しいため、洗濯表示をよく確認してください。
子どもが壁や床などに落書きをしてしまったときも、クレンジングオイルや中性洗剤を含ませた布で拭き取ることで落とせますが、素材によっては残ってしまうことも。
ノートやスケッチブックだけでは物足りないという場合は、大きな紙や段ボールを用意するといいでしょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。