衣類にペンキがついてしまったとき、普通に洗濯したら落ちなかったという経験はありませんか?
ペンキを塗る作業をするときは、最初からついても問題のない服装をすることが多いですが、塗りたてのペンキに気づかずにうっかり触れてしまうと焦りますよね。
そこで今回は、ペンキの種類や乾く前・乾燥後の状態に合わせたシミ抜き手順、生地を傷めないための注意点などを詳しく解説します。
<目次>
服にペンキがついてしまった場合、処置を始める前に確認したいことがあります。
ペンキの特徴や衣類の素材に合わない方法で作業すると、汚れが広がったり生地を傷めたりする原因になるため、事前にチェックしましょう。
ペンキは水性と油性があり、成分が違うため落とし方が異なります。
水性ペンキは匂いが少なく、人体に優しいのが特徴です。
DIYにもよく使われ、適切に対処すれば汚れが落ちやすい性質を持っています。
油性ペンキは特有の匂いがあり、乾燥が速く耐久性が高いのが特徴です。
主に塗装業者で使用されており、水性ペンキよりも落とすのが難しい傾向があります。
ペンキがまだ乾いていないのか、すでに乾いて固まっているのかを確認します。
ペンキ汚れはできる限り早く対処することが大切で、時間が経つほど落とすのが難しくなります。
衣類の洗濯表示や素材の確認も欠かせません。
水洗いが可能かどうか、対応可能な液温などをチェックしてください。
アセテートやアクリルなどの繊細な素材は、除光液などの薬剤を使用すると生地が溶けたり傷んだりする恐れがあるため注意が必要です。
洗濯表示については、下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説
水性ペンキがついた場合の落とし方を、乾燥前と乾燥後の状態別に解説します。
洗濯機を使用する際は色移りを避けるため、他の衣類とは分けて洗いましょう。
乾いていない水性ペンキは比較的落としやすい状態です。
まずは、ペンキで汚れた部分を水につけます。
汚れを広げないよう、あまりこすらずに落とせる分だけ洗い流すのがポイントです。
洗面器やバケツなどに30℃程度のぬるま湯を溜め、洗濯洗剤を混ぜて衣類を30分〜1時間ほど浸します。
浸した後は、優しくもみ洗いをして残った汚れを落とし軽く絞ったら、通常通り洗濯機で洗いましょう。
水性ペンキが乾いてしまった場合は、汚れのついた部分をお湯に浸し、固まったペンキをやわらかく溶かします。
お湯に浸した状態で、歯ブラシなどを使って残ったペンキを優しくこすり落とします。
軽く絞ったら、酸素系漂白剤と一緒に洗濯機に入れて洗ってください。
油性ペンキは固まると落としにくいため、洗剤や除光液などを活用して落とします。
油性ペンキがついた場合は、できる限り迅速に対処しましょう。
中性洗剤を歯ブラシに垂らすか、除光液を汚れた部分につけます。
中性洗剤の場合は歯ブラシで汚れた部分を叩き、汚れを浮かせていきます。
除光液の場合は優しくもみ洗いをして汚れを浮かせます。
汚れがある程度落ちたら、水できれいにすすぎ、いつも通り洗濯機で洗ってください。
乾いてしまった油性ペンキは落ちにくいため、落とせない可能性もあります。
自宅でケアを行う場合は、除光液をティッシュにしみ込ませ、ペンキで汚れた部分に押し当て、歯ブラシでこすり汚れを浮かします。
汚れが浮いてきたら、水道水でしっかりとすすぎ、いつも通り洗濯機で洗いましょう。
自力でペンキ汚れを無理矢理落とそうとすると、何度も洗濯したり擦ったりする過程で衣類を傷めてしまうリスクがあります。
アセテートやアクリルなど、除光液や薬剤によって生地が溶けたり傷んだりする恐れがある繊細な素材の衣類や、時間が経ちすぎて完全にカチカチに固まってしまったペンキ汚れはクリーニング店に相談しましょう。
生地の傷みを抑えながら安全に対処することができます。
ペンキを使う作業をする際は、あらかじめ衣類にペンキが付着しないよう予防策を講じておくことが大切です。
万が一ペンキが付着しても困らない作業服や、古くなった服、エプロンを着用して作業を行いましょう。
ペンキ作業時には、洗濯耐久性に優れ、除光液にも耐性があるポリエステル素材の衣類がおすすめです。
水切れがよく乾きやすいため、繰り返し使う作業着としても適しています。
作業を行う周囲の床や壁などをあらかじめ養生シートや養生テープで覆って保護しておくことで、うっかりペンキが飛び散ったり触れたりして服を汚すリスクを軽減できます。
服にペンキがついてしまった場合は、洗濯表示やペンキの種類を確認してください。
ペンキが乾いているか乾いていないかでも対処方法が異なります。
ペンキ汚れは時間との勝負であり、状態に合わせた適切な手順で迅速に対処することできれいに落とせる可能性が高まります。
繊細な素材の衣類や、時間が経ちすぎて完全に固まった汚れは、無理に落とそうとせずクリーニング店へ相談してください。
ペンキを塗るときは、ポリエステルなどの耐久性が高い服を選び、養生をしっかり行って予防しましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。
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