秋冬の定番素材、コーデュロイ。
その独特な畝(うね)と温かみのある風合いが魅力ですが、「自宅で洗濯すると風合いが損なわれそう」「畝が寝てしまわないか心配」と、お手入れに悩む方も多いのではないでしょうか。
汚れやニオイが気になっても、正しい洗い方がわからないと不安ですよね。
この記事では、コーデュロイの風合いを守りながら自宅で正しく洗濯する方法を、準備から干し方、日常のお手入れまで詳しく解説します。
<目次>
コーデュロイを洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認してください。
洗濯表示の見方は、桶に水が入っている図柄は、水洗いができる素材です。数字は液温を表しています。
桶に水と手が描かれているものは、手洗いが可能。桶に「×」がついているものは水洗い不可のため、家庭での洗濯は禁止です。
水洗いができないときは、クリーニングに出しましょう。
その他、洗濯表示には漂白剤の使用や乾燥方法などについても書かれているため、よく確認することが大切です。
洗濯表示については、下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説
特に濃い色のコーデュロイは色落ちしやすい傾向があります。洗濯前に必ず色落ちテストを行いましょう。
STEP1.目立たない部分におしゃれ着用中性洗剤の原液を少量つけます。
STEP2.5分ほど置き、白い布で軽く押さえます。
布に色が移るようであれば、色落ちする可能性が高いので、必ず単独で洗いましょう。
また、シミや汚れがひどい部分は、色落ちテストで問題がなければ、同じように中性洗剤の原液を少量つけて、軽くなじませておくと汚れが落ちやすくなります。
コーデュロイの洗濯には、おしゃれ着用中性洗剤を使用してください。
STEP1. ボタンやファスナーを閉じて裏返し、洗濯ネットに入れる
STEP2. 洗濯機におしゃれ着用中性洗剤を投入する
STEP3. 「おしゃれ着コース」や「手洗いコース」などやさしい水流で洗えるコースを選ぶ
STEP4. 脱水は1分程度の短時間に設定する
STEP1. 桶や容器に水を入れ、規定量のおしゃれ着用中性洗剤を溶かす
STEP2. コーデュロイを浸し、やさしく押し洗いする
衣類をたたんだまま洗濯液に浸し、手のひら全体を使って沈める・浮かせるを繰り返すように、やさしく押し洗いします。
生地を傷めたり、繊維を縮ませたりする原因となるため、ゴシゴシとこすったり、強くもんだりするのは避けましょう。
STEP3. きれいな水に入れ替えながら押し洗いと同じ要領ですすぐ
STEP4. 洗濯機で1分程度脱水する
洗濯が終わったら、シワや型崩れを防ぐため、すぐに洗濯機から取り出してください。
衣類を軽く振りさばいて空気をなじませ、手のひらでたたいてシワを伸ばし、毛並みの乱れや形を丁寧に整えましょう。
濡れて倒れている繊維は洋服ブラシで優しく起こしておくと、艶が戻ります。
干す際は、色あせを防ぐため必ず風通しの良い日陰に干してください。
ジャケット類は厚みのあるハンガーに、パンツやスカートはピンチハンガーで筒状に干すと、型崩れせずに乾きます。
お気に入りのコーデュロイを長く楽しむためには、洗濯だけでなく日常のケアと保管も重要です。
着用後は、畝の間に溜まったホコリを落とすため、ブラッシングをしましょう。
毛並みを起こすように、下から上へやさしくブラシをかけると、潰れて倒れた毛並みが整います。
着用や洗濯で畝が寝てしまったり、シワが残ったりした場合は、アイロンで整えます。ただし、畝を潰さないよう細心の注意が必要です。
洗濯表示でアイロンがけが可能か確認してください。
アイロンをかける際は、アイロンを生地から1cmほど浮かせてスチームを当てるのが最適です。
直接プレスする必要がある場合は、必ず当て布をしてください。
コーデュロイの保管で重要なのは畝を潰さないことです。
型崩れや毛並みの崩れを防ぐため、厚みのあるハンガーに吊るして保管するとよいです。
たたんで引き出しや収納ケースにしまう場合は、折り目が強くつかないようふんわりとたたみ、他の衣類の重みがかからないよう、一番上に置いて保管してください。
秋冬の定番コーデュロイは、その独特な畝(うね)から、お手入れがデリケートに思えるかもしれません。
大切なのは、生地を強くこすらず、長時間脱水せず、そして畝を潰さないように干して保管すること。
ポイントを押さえるだけで、ご家庭でもコーデュロイ特有の温かみと美しい毛並みを保つことができます。
洗濯の不安を解消し、日々のブラッシング習慣も取り入れながら、お気に入りの一着を秋冬のコーディネートで長く楽しんでください。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。
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