きれいに仕上がった、パリッとしたワイシャツを着るのは気分がいいものです。
直接肌に触れるため、こまめな洗濯が欠かせないワイシャツ。
ですが、毎回クリーニングに出すのは費用がかかるので控えたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
一方、自宅でのお手入れでは、シワがついたり、黄ばみやシミがうまく取れなかったりと、悩みの種が多いワイシャツ。
そこで今回は、ワイシャツの正しい洗濯方法やアイロンのかけ方などをくわしく解説します。
<目次>
ワイシャツを洗濯する前に、2つ確認したいことがあります。
確認せずに行うとトラブルのもとになるため、必ずチェックしましょう。
ワイシャツを洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認してください。
ビジネス用のワイシャツは洗濯できることが多いですが、初めて洗うときはしっかりと洗濯表示を見ておきましょう。
洗濯表示の見方は、桶に水が入っている図柄は、水洗いができる素材です。数字は液温を表しています。
桶に水と手が描かれているものは、手洗いが可能。桶に「×」がついているものは水洗い不可のため、家庭での洗濯は禁止です。
水洗いができないときは、クリーニングに出しましょう。
その他、洗濯表示には漂白剤の使用や乾燥方法などについても書かれているため、よくチェックしてください。
新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説
ワイシャツのポケットに、ペンやメモ、ティッシュなどが入っていないか確認しましょう。
ボールペンのインクが生地につくと汚れてしまいます。
メモやティッシュ、レシートなどの紙類も、細かくなりシャツや他の衣類にもついてしまうため、ポケットの中身のチェックは欠かさずに行ってください。
ワイシャツはそのまま洗うと汚れが残ってしまうことがあります。
そのため、洗う前に少しだけ手間をかけるのがポイント。
きれいに仕上げるコツを覚えておきましょう。
襟や袖などに皮脂汚れがつきやすいワイシャツ。黄ばみやシミは洗濯の前に前処理をすることが大切です。
汚れに直接中性洗剤をつけて、馴染ませておきましょう。
汚れがひどい場合は、洗濯ブラシや歯ブラシで生地を傷めないように優しくこすってください。
先に部分洗いをするときは、襟や袖専用の洗剤を使うのもおすすめ。直接襟や袖に塗布し、5分程度置いたら、洗剤が残らないようによくすすいでから、いつも通り洗濯をしましょう。
頑固な汚れの場合は、酸素系漂白剤につけ置きすると効果的です。
30~40℃程度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、30分つけ置きしてから洗濯しましょう。
ワイシャツを洗濯機で洗う場合は、ボタンを外し、裏返して洗濯ネットに入れます。
洗濯機の使用がOKであれば「通常コース」でも問題はありませんが、手洗いマークがついていたり、優しい水流で洗うことが推奨されているワイシャツは「おしゃれ着コース」や「ドライコース」などを選択します。
脱水はかけすぎるとシワの原因になるため、できるだけ短めに設定するのがベスト。1分程度で終えるといいでしょう。
STEP 1.桶や洗面器に水または40~50℃のお湯を入れ、規定量の洗濯洗剤を溶かす
お湯を使うと、皮脂や汗汚れが落ちやすくなりますが、やけどには注意してください。
また、洗濯表示に水温の指定があるときは守りましょう。
STEP 2:ワイシャツを洗剤液に浸し、30分ほどつけ置きする
STEP 3:押し洗いをし、汚れが気になる部分は優しくもみ洗いする
STEP 4:水を入れ替え、洗剤を残さないようにすすぎ洗いする
STEP 5:ワイシャツを畳み、タオルで挟んで水分を取る
脱水が終わったら、シワを防止するためにすぐに干しましょう。
ワイシャツを干すときは、風通しの良い日陰でハンガーに吊るします。
縫い目に合わせて軽くひっぱり形を整え、襟や袖など気になるところは軽く叩くとシワが軽減できます。
ハンガーは厚みのあるものを選ぶのがポイント。きれいな形に仕上がります。
きれいなワイシャツに仕上げるには、アイロンがけが欠かせません。
部分ごとに適した方法でアイロンを当て、順番を意識し、丁寧に仕上げることが大切です。
STEP1.襟・肩
アイロンがけは襟からスタート。
襟は外側から中央に向かってかけると、シワを防げます。
襟の次は、肩にかけます。両端から中央へ向かってしっかりと押さえるようにプレスすると形が整います。
STEP.2カフス・袖
カフスは裏側からアイロンを当てます。片手で軽く生地をひっぱりながらかけると、シワが伸びやすくなります。
袖は脇の縫い目を目安にして、袖口へ向かってまっすぐアイロンをかけてください。
STEP.3前身ごろ・後ろ身ごろ
ボタンの付いた右前身ごろから始め、右脇、後ろ身ごろ、左脇、左前身ごろの順番で一周します。
前後の身ごろは、アイロン台にワイシャツを着せるようにすると、肩の部分もきれいに仕上がります。
ワイシャツは直接肌に触れる部分が多いため、汗や皮脂を吸収しています。
一度着用しただけでも目で見える汚れがつきやすいため、着るたびに洗濯を行うのがベストです。
最近では形状記憶素材のワイシャツなど、型崩れや傷みが少ないワイシャツも多いですが、保管方法に気を使うとより長く着ることが可能です。
ワイシャツの正しい保管方法を見ていきましょう。
ワイシャツを保管する際は、ボタンを外しましょう。
ボタンを外しておくと、ボタンホールの伸びや襟芯のシワを軽減させることができます。
とくに第1ボタンは、襟の形を保つのに重要な部分なので外しておきましょう。
また、襟は立てた状態で保管するのがベスト。襟の形状を保つことが可能です。
畳んで保管するのは間違いではありませんが、頻繁に着る場合はハンガーにかけたほうがシワになりにくくおすすめです。
太めのハンガーにかけると型崩れが防げます。
ワイシャツは1回着たら洗うのが一般的なため、毎回クリーニングに出すと手間は軽減されますが、費用がかかります。
そのため、洗い方をしっかりと覚えておきましょう。
襟や袖口は汚れがつきやすいため、前処理をするのがポイント。
洗濯機で洗う場合は、洗濯表示を確認してコースを選びましょう。
手洗いの場合は、熱めのお湯でつけ置きをすると汚れが落ちやすくなります。
ワイシャツはアイロンがけも重要です。かける順番を守ることできれいに仕上がります。
保管するときは、ハンガーにかけるのがベスト。形をきれいに保つためにボタンを外し、襟は立てておきましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。