ノロウイルスの付着した衣類の洗濯方法は?二次感染を防ぐ正しい消毒と洗い方

ノロウイルスに感染し、嘔吐や下痢で衣類やシーツを汚してしまった経験のある方も多いのではないでしょうか?

急いで洗濯機に入れたくなりますが、ノロウイルスは非常に感染力が強く、一般的な洗剤を使った洗濯や、アルコール消毒だけでは死滅しません。

そこで今回は、家庭内での二次感染を完全に防ぐために、消毒方法や洗濯手順などをくわしく解説します。

1. ノロウイルスの付着した衣類の洗濯を始める前に確認すること

ノロウイルスはごくわずかな量でも感染の原因になります。

作業を始める前に、ウイルスを広げない環境を整えることが大切です。

他の洗濯物と分ける

ウイルスが付着した衣類を、他のものと一緒に洗うのは厳禁です。

消毒するまでは、他の洗濯物とは分けて管理してください。

感染防止の装備

作業をする人は、ウイルスに触れたり吸い込んだりしないように注意しなくてはなりません。

使い捨ての手袋とエプロン、マスクを着用して作業を行いましょう。

換気の徹底

汚れを処理する際や洗濯中には、ウイルスが空気中に舞い上がることがあります。

窓を開け、風通しを良くした状態で作業を行ってください。

洗濯表示の確認

このあと紹介する塩素系漂白剤や熱湯による消毒は、衣類によっては生地を傷めたり、激しく色落ちさせたりする恐れがあります。

洗濯表示を確認し、衣類がどの程度のダメージに耐えられるか事前に把握しておきましょう。

洗濯表示については、下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説

洗濯表示

2. ノロウイルスを死滅させる消毒方法

ノロウイルスに効果的なのは、主に「塩素系漂白剤」と「熱」の2つです。

塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)による消毒

白物には、家庭用の塩素系漂白剤に含まれる「次亜塩素酸ナトリウム」がおすすめです。

色柄物は色落ちするため、使用できません。

また、金属を腐食させる性質があるため、金属製のボタンやファスナーがついた服には注意が必要です。

塩素系漂白剤を 約0.02%〜0.1%の濃度になるよう、水で希釈して使用します。

30分〜60分程度つけ置きすると、高い消毒効果が期待できます。

熱による消毒(熱湯・乾燥機)

色落ちが心配な衣類や、塩素系漂白剤が使えない素材には、熱を利用し消毒を行いましょう。

85℃〜90℃の熱湯に、90秒間以上浸すことでウイルスを死滅させることができます。

洗濯後の仕上げに、家庭用やコインランドリーの高温乾燥機(80℃以上)を使用するのも効果的です。

3. ノロウイルスで汚れた衣類の洗濯手順

STEP1.バケツなどの容器に入れ、飛び散らないよう静かに付着物(嘔吐物等)を取り除く

あとから消毒が必要になるため、洗面台ではなく、バケツなどの容器を使用して洗ってください。


STEP2.塩素系漂白剤へのつけ置き、または熱湯による消毒を行う

色柄物やデリケートな素材の衣類は塩素系漂白剤を使用しないでください。


STEP3.消毒が終わったら、他の洗濯物とは分けて洗濯機で洗う

4. ノロウイルスを広げないために!洗濯後の後片付けと消毒

洗濯が終わっても、油断は禁物です。

最後に使用した道具や自分自身のケアを行いましょう。

使用したバケツや洗濯槽の消毒

汚れた衣類を入れていたバケツや、消毒前の衣類が触れた洗濯槽は、ウイルスが残っている可能性があります。

バケツは、0.1%程度の濃いめの塩素系漂白剤で拭いた後、水洗いします。

洗濯槽のケアも忘れずに行いましょう。塩素系の洗濯槽クリーナーを使用すると安心です。

丁寧に2回手を洗う

すべての作業が終わったら、手袋を外して、石けんと流水で念入りに手を洗いましょう。

石けん自体にウイルスを殺す力はありませんが、指の間に残ったウイルスを物理的に洗い流すために、2回以上繰り返して洗うのが理想です。

石けんを使って30秒間もみ洗いし、流水で15秒間すすぐ。この手順を2回繰り返すことで、手についたノロウイルスの残存率を約0.0001%にまで減らせることがわかっています。

5. まとめ

ノロウイルスは感染力が強く、洗濯だけでは感染を防げません。

嘔吐物を処理するときは、マスクや手袋を装着し自分を守りましょう。

塩素系漂白剤か熱湯でしっかり消毒するのがポイントです。

また、他の洗濯物と混ぜずに洗ってください。

洗濯時に使用した道具も忘れずに消毒しましょう。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。



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