洗濯物を取り込もうと思ったら、カメムシがついていて、思わず悲鳴を上げてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。
強烈な悪臭を放たれたときには、洗ってもなかなかニオイが取れずに苦労しますよね。
洗濯物を外に干すときは、カメムシ対策をしっかり行い、ニオイの被害、そして部屋の中への侵入を防ぎましょう。
今回は、カメムシを洗濯物に寄せ付けない方法をくわしく解説します。
<目次>
カメムシが洗濯物につきやすいのには理由があります。カメムシは暖かい場所や光、白などに惹かれる性質があるからです。
とくに秋は越冬する場所を探し、集団で行動するため、洗濯物につきやすい季節といえるでしょう。
カメムシを洗濯物につけないようにするには、干す時間帯やカメムシ対策ができるアイテムを使用する方法などがあります。
カメムシは夜行性です。
そのため、朝早めの時間帯に洗濯を行い、午前中のうちに取り込んでしまえば、カメムシがつくリスクを軽減できます。
カメムシはフローラル系の香りを好みます。
洗濯物にカメムシを付けたくない場合は、フローラル系の香りが強い柔軟剤は避けましょう。
カメムシのエサは、草や茎、果実などです。
雑草が生い茂っている場所を好み、葉に卵を産むことがあるため、雑草や落ち葉はこまめに除去するようにしましょう。
防虫ネットを使用するのもおすすめです。
カメムシが入ってこないよう、2mm以下の細かい網目の防虫ネットを選びましょう。
洗濯物カバーで衣服を覆ってしまえば、簡単にカメムシを避けることができます。
ただし、隙間ができやすいカバーもあるため注意しましょう。
このあと紹介する、忌避剤やミントスプレーと併用すると安心です。
カメムシが多い季節は、部屋干しにするのも一つの方法です。
とくに白系の洗濯物にはつきやすいため、淡い色のものだけでも部屋干しにするといいでしょう。
防虫ネットや洗濯物カバーと一緒に、忌避剤やミントスプレーを使うとより効果的。
カメムシはミントやハーブ唐辛子のニオイが苦手です。
市販の忌避剤もありますが、ミントスプレーは簡単に作ることができます。
用意するもの
・ハッカ油10〜20適
・水90ml
・無水エタノール10ml
上記を霧吹きに入れて混ぜるだけで、ミントスプレーが簡単に作れます。
カメムシのみならず、ゴキブリなど他の虫にも効果が期待できます。
カメムシがついているとは気づかずに洗濯物を取り込んでしまい、ニオイがついてしまうこともあるでしょう。
カメムシの悪臭は、普通に洗濯するだけでは残ってしまう恐れがあります。
カメムシのニオイがついてしまったときの対処方法を紹介します。
洗濯についたカメムシのニオイを取るには、界面活性剤入りの洗剤がおすすめ。
カメムシのニオイは親油性があり、界面活性剤は油汚れを落とす効果が期待できるからです。
洗面器やバケツなどに界面活性剤入りの洗剤を溶かし、つけ置きしてからいつも通り洗濯をしましょう。
STEP1.ぬるま湯に界面活性剤入り洗濯洗剤を溶かし半日ほどつけ置きする
STEP2.つけ置き後、いつもどおり洗濯する
カメムシのニオイは揮発性があり、熱を当てるとニオイが消えます。
洗濯表示を確認して乾燥機やアイロンなどが使用できる衣類は、熱を加えてみるといいでしょう。
ニオイが一部の場合は、ドライヤーやアイロンのスチーム機能などを活用してください。
広範囲にニオイがついてしまったときや複数枚ある場合は、乾燥機がおすすめです。
洗濯表示については、下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説
外干しでも干す時間帯に気をつけたり、防虫ネットや洗濯物カバーを使用したりすれば、カメムシのリスクを減らせます。
忌避剤やミントスプレーを使うとより効果的です。
カメムシのニオイがついてしまったときは、水洗いだけではなかなか落ちません。
界面活性剤入りの洗濯洗剤を使用しましょう。乾燥機やドライヤーなどを活用するのも効果が期待できます。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。