シャツやブラウス、日常的に使用する仕事着などの黄ばみが気になったとき「お湯で洗えば落ちるのではないだろうか?」と思ったことはありませんか?
洗濯物が大量にあると手洗いをするのは面倒ですが、洗濯機でお湯を使用してもいいのでしょうか。
今回は、洗濯機でお湯を使用して洗濯するときの注意点やメリットなどをくわしく解説します。お湯の汲み取り方法も紹介するので、混合水栓ではない方も参考にしてください。
<目次>
お湯で洗濯するとさまざまなメリットがありますが、洗濯する前に確認することが2つあります。
洗濯機が何度まで耐えられるのか、取扱説明書を確認してからお湯を使用しましょう。
洗濯機が対応していない水温にしてしまうと、故障や水漏れの原因になります。
洗濯する際は、必ず衣類の洗濯表示を確認してください。
まず、水洗いできない衣類は、お湯でも洗えません。
洗濯表示の見方は、桶に水が入っている図柄は、水洗いができる素材です。数字は液温を表しています。
桶に水と手が描かれているものは、手洗いが可能。桶に「×」がついているものは水洗い不可のため、家庭での洗濯は禁止です。
その他、洗濯表示には漂白剤の使用や乾燥方法などについても書かれているため、よくチェックしてください。
洗濯表示については、下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説
お湯で洗濯すると、さまざまなメリットが得られます。
・水よりも汚れが落ちやすい
・衣服の嫌なニオイを軽減できる
・衣服の黄ばみを抑えられる
・洗濯槽の雑菌が増えにくくなる
30℃以上のお湯は汚れをしっかり落とし、40℃以上では皮脂汚れやニオイにも効果が期待できます。
汚れがしっかりと落ちるため、黄ばみも抑えられるのはうれしいポイント。
衣類だけではなく、洗濯槽の衛生状態をよくしてくれる効果もあります。お湯が雑菌の繁殖を抑制してくれるからです。
蛇口からお湯がでない場合や温水洗浄機能がないときは、お風呂のお湯を活用する方法があります。
洗濯機にお湯取りの機能があれば汲み上げが可能です。
ただし、残り湯の場合は洗いだけにし、すすぎは清潔な水で行った方がいいでしょう。
お風呂の残り湯で洗濯する際はこちらをご覧ください。
お風呂の残り湯を洗濯に使ってもいい?メリットや注意点を解説
1.洗濯機の「風呂水給水口」に「風呂水用給水ホース」を取り付ける。
2.給水ホースを浴槽に入れる。
3.水栓(蛇口)を開けて、洗濯機の中に洗濯物を入れる。
4.洗濯機の電源を入れて、「標準」など運転コースを選択する。
5.「風呂水(お湯取り)」のボタンを押し、「洗い」「すすぎ」など風呂水給水を行う工程を設定する。
6.「スタート」ボタンを押して、運転を開始する。
洗濯機の水栓が混合水栓でなくても、温水の出る蛇口があれば直接お湯を入れられます。
温度調節の可能な蛇口にホースを繋ぎ、洗濯機に接続するだけで使用できますが、蛇口の形が多様化しているため、購入前にホースが蛇口に対応しているか確認してください。
装着ができない場合でも、対応するアダプターを設置すれば使用が可能です。
洗濯機の買い替えを検討している方は、温水洗浄機能付き洗濯機を購入するのもおすすめです。
蛇口から水しか出ない場合でも、洗濯機が水を温めてくれるため、お湯での洗濯が叶います。
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お湯で洗濯をすれば、水よりも汚れをしっかりと落とすことができます。
黄ばみやニオイを防止できるため、部屋干しでも安心です。
洗濯槽も清潔に保つことができるのも、メリットといえるでしょう。
お湯を使用する際は、事前に洗濯機が何度まで耐えられるかチェックしてください。また、洗濯する衣類がお湯で洗っても問題ないか洗濯表示を確認することも大切です。
洗濯機の水栓が混合水栓ではない場合は、お風呂の残り湯を利用する方法があります。
混合水栓でなくても、温水の出る蛇口があれば直接お湯を洗濯機へ入れられます。
新しく洗濯機の購入を考えている方は、温水洗浄機能付き洗濯機を検討するのもおすすめです。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。