子どもが図工や美術の授業があるときは「なるべく汚れてもいい服を…」と選ぶ家庭が多いですが、それでも服に絵の具をつけて帰ってきたときはショックですよね。
濃い色の絵の具だと、いつも通りの洗濯をするだけできれいに落ちるのだろうかと不安になることもあるでしょう。
そこで今回は、衣類に絵の具がついてしまったときの注意点や洗濯方法をくわしく解説します
<目次>
絵の具がついた服を洗うときには、注意したいことがあります。
間違った方法で絵の具汚れを落とそうとして、衣類にダメージを与えてしまうと、着られなくなってしまいます。
絵の具がついた服を洗う前に、気をつけたいポイントを紹介します。
絵の具をつけたことに気づいたら、すぐに洗いましょう。
固まると落とすのが難しくなるため、なるべく早く洗うことが重要です。
絵の具は一般的に「水彩絵の具」「アクリル絵の具」「油性絵の具」の3種類です。
それぞれ洗濯方法は異なりますが、絵の具がついた服は放置せずにすぐに洗いましょう。
絵の具がついた服を洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認してください。
洗濯表示の見方は、桶に水が入っている図柄は、水洗いができる素材です。数字は液温を表しています。
桶に水と手が描かれているものは、手洗いが可能。桶に「×」がついているものは水洗い不可のため、家庭での洗濯は禁止です。
その他、洗濯表示には漂白剤の使用や乾燥方法などについても書かれているため、よくチェックしてください。
先ほど記載のとおり、絵の具はついてからすぐに対処することがポイントです。絵の具を使用する日は、水洗いができない衣類は避けた方がいいでしょう。
洗濯表示については、下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説
絵の具をつけてしまったときは、まず汚れてしまった部分だけを洗ってください。
ついていないところも一緒に洗うと、絵の具が他の部分にも付着する恐れがあります。
絵の具は落ちにくいですが、強くこすりすぎるのはNGです。
絵の具の汚れは落ちても、毛玉ができたり、生地が伸びたりと衣服が傷む原因になります。
まずは、水彩絵の具と油性絵の具を衣類につけてしまった際の洗濯方法を解説します。
STEP1. 汚れ部分だけを40〜50℃のお湯につけ置きする
STEP2.アルカリ性の洗濯洗剤もしくは石鹸を汚れ部分につけて歯ブラシで擦る
STEP3.絵の具が落ちるまでSTEP1、2を何度か繰り返す
STEP4.汚れが落ちたら水でよくすすぐ
油性絵の具の場合は、完全に乾く前に落としましょう。乾燥すると接着力が強くなり、落とすことが難しくなります。
すぐに洗濯できない場合は、水洗いだけでも行いましょう。
続いて、アクリル絵の具の洗濯方法を解説します。
アクリル絵の具は乾燥すると、完全に落とすのは困難です。
しかし、目立たない程度には落とせる可能性はあるため、以下の洗濯方法を試してみてください。
STEP1.40〜50℃のお湯に粉末洗剤を溶かし、汚れ部分だけをつけ置きする
STEP2.汚れ部分を優しくもみ洗いをして絵の具を落とす
STEP3.入れかえたお湯に酸素系漂白剤をいれ、1時間ほどつけ置きする
STEP4.汚れが落ちたら水でよくすすぐ
自宅で絵の具汚れが落とせない場合は、クリーニングに出すのがおすすめです。
無理矢理落とそうとすると、生地を傷める原因になります。業務用の洗剤等を持っているプロの力を借りましょう。
絵の具を服につけてしまったときは、できるだけ早く対処してください。きれいに落とせる可能性が高まります。
絵の具には「水彩絵の具」「アクリル絵の具」「油性絵の具」の3種類が一般的です。
それぞれ汚れの落とし方が違うため、よく確認してから洗濯をしましょう。
どの絵の具も全体を洗うと、他の部分に色が移ってしまう恐れがあります。
絵の具の汚れを落としてから、全体を洗うようにしましょう。
絵の具がついてからかなり時間が経ってしまった服や、自宅で落としきれなかったものは、無理に落とそうとすると生地にダメージを与えてしまいます。クリーニングなど専門業者へ相談してください。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。