寝具は毎日肌に触れるものなので、清潔に保ちたいと思っていても、シーツの洗い方や洗う頻度がわからないという方も多いのではないでしょうか?
洋服などに比べると、サイズも大きいため、毎日洗うのは大変です。
しかし、シーツには見た目は汚れていなくても、寝ている間にかいた汗や皮脂汚れなどがついています。
そこで今回は、シーツを洗うタイミングや洗濯方法をくわしく解説します。
<目次>
シーツは週に1回を目安に洗濯するのがおすすめです。
人間は寝ている間にコップ1杯ほどの汗をかくといわれており、シーツには皮脂汚れなども付着するため、きれいに見えても実は汚れています。
汚れを放置すると、ダニやカビが繁殖する恐れがあり、ニオイが染みつくと取れにくくなるため、定期的な洗濯が必要です。
季節によって洗濯の頻度を変える場合は、汗をかきやすい夏は1週間に1回、冬は2週間に1回を目安にするといいでしょう。
ただし、汗をかく量には個人差があるため、ニオイや汚れが気になる場合は季節に関係なく週に1回洗濯をしてください。
基本的にシーツは洗濯機で洗えるものがほとんどですが、洗濯する際は必ず洗濯表示を確認してください。
洗濯表示の見方は、桶に水が入っている図柄は、水洗いができる素材です。数字は液温を表しています。
桶に水と手が描かれているものは、手洗いが可能。桶に「×」がついているものは水洗い不可のため、家庭での洗濯は禁止です。
その他、洗濯表示には漂白剤の使用や乾燥方法などについても書かれているため、よくチェックしてください
洗濯表示については、下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
新しい洗濯表示の意味とは?記号の見方やポイントを解説
シーツを洗う際はいきなり洗濯機に入れるのではなく、準備が必要です。
洗濯前に準備を行うことで、よりきれいにシーツを洗うことができます。
目に見えるゴミやほこりがシーツについている場合は、先に取っておきましょう。
そのまま洗濯すると、ゴミやほこりが固まってシーツに付着し、取れにくくなる恐れがあります。
とくにシーツの角の内側などはほこりが溜まりやすいため、よく確認してください。
粘着クリーナーや布団用掃除機を活用すると、細かいゴミやほこりも取り除くことができます。
シーツにシミなどの目立つ汚れがあるときは、洗濯の際に使う洗剤をシミの部分に直接塗布し、馴染ませておきましょう。
このときに、汚れを落とそうと強くこすると、生地を傷める原因になるため気をつけてください。
まずは洗濯機でシーツを洗う方法を解説します。
洗う前の準備が終わったら、洗濯ネットに入れます。目立つ汚れがある場合は外側にくるようにジャバラ織りにするといいでしょう。
基本的には通常コースで洗濯するだけでOKです。
デリケートな素材でできているシーツは、洗濯表示に優しい水流で洗うよう指示がある場合があります。このような場合は、おしゃれ着コースやドライコースなどを選択しましょう。
洗濯表示に手洗いが推奨されているシーツや、洗濯機でシーツが洗えないときなどは、以下の手順で洗ってみましょう。
STEP.1 シーツを洗剤を溶かしたぬるま湯に浸して20〜30回ほど押し洗いする
手洗いが推奨されているものはデリケートなため、おしゃれ着用洗剤がおすすめ。
STEP.2泡が出なくなるまで水を入れ替えながら押し洗いですすぐ
STEP.3シーツを押して水を抜き、バスタオルで挟んで水気を取る
ねじるように絞ってしまうと、生地が傷むため控えましょう。
汚れがひどいときは、洗う前に酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に30分程度つけておくといいでしょう。
ただし、酸素系漂白剤が使用できないシーツもあるため、使用前に洗濯表示を確認してください。
洗濯後はシワを防ぐために、すぐに干しましょう。
シーツの干し方のコツを紹介します。
直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干しをします。
物干し竿が2本ある場合は、M字になるように干すと、空気の通り道ができます。
1本しかない場合はハンガーをかけ、その上に干すと生地が重なりません。
花粉や黄砂などが心配なときや、日中に洗濯をする時間がない場合は、部屋干しがおすすめです。
扇風機やサーキュレーター、エアコンの除湿機能などを活用すると早く乾きます。
洗濯表示を確認し、乾燥機を使うのもおすすめです。他の洗濯物は入れずに、シーツ単体で乾燥させてください。
コインランドリーの洗濯機や乾燥機は大型のため、複数枚のシーツを同時に洗えます。
枚数や大きさにもよりますが、洗濯は30分、乾燥は40分程度の時間がかかります。
時間に余裕があるときは、コインランドリーも活用してみましょう。
シーツは服のように毎日洗濯するのは困難です。
清潔な状態を少しでも長く保つためのポイントを紹介します。
寝心地や肌触りをよくしてくれる敷きパッド。シーツの上にかければ汚れを防ぐことが可能です。
気軽に脱着もできるため、シーツを洗う回数を少なくしたいという方は敷きパッドを活用してみてください。
除湿シートはマットレスやシーツの下に敷くだけで、湿気を吸い取ってくれる便利なアイテムです。
洗濯機で洗えたり、天日干しすることで繰り返し使えたりするタイプもあります。
シーツは1枚ではなく2~3枚持っていると、なかなか洗えなかったり、乾かなかったりしたときも安心です。
清潔な状態を保つために、洗い替えを用意しておきましょう。
シーツを洗うタイミングは1週間に1回がベストです。
見た目はきれいでも、目に見えない汚れがついています。
ほとんどのシーツは洗濯機で洗えますが、洗う前に洗濯表示を確認しましょう。
丁寧に洗いたいときは手洗いもおすすめです。
干すときは風通しの良い日陰を選びましょう。乾燥機が使える場合は活用すると早く乾かせます。
日頃からシーツに汚れをつけない工夫も大切です。敷きパッドや除湿シートを活用してみるといいでしょう。
また、洗い替えを用意しておくと、ゆとりをもって洗濯ができるため安心です。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。