最近話題の水拭きもできる掃除機とは?種類や選び方からおすすめ商品までご紹介
水拭き掃除機(水拭きクリーナー、水拭きフロアクリーナー)をご存じでしょうか? 普通の掃除機のようにゴミやほこりを吸うだけでなく、水拭きも同時におこなえる画期的な掃除機です。水拭き掃除機を使えば、掃除にかける手間や時間を大幅に削減できます。
この記事では、水拭き掃除機とはどのようなものか、普通の掃除機との違いや、種類・選び方のポイントなどを解説します。また、AQUAの水拭きフロアクリーナー「WIPEL(ワイプル)」もご紹介します。
目次
1. 水拭き掃除機とは?
水拭き掃除機とは、水拭きと吸引掃除を同時におこなえる掃除機です。従来の掃除機に加えて、ブラシと給水タンクが搭載されています。給水タンクからブラシへ水が送られ、水を含んだブラシを回転させることで、吸引掃除と同時に水拭きをおこないます。
普通の掃除機は水拭きの機能がないため、床のベタつきなどが気になる場合はあとから水拭きをしなければなりません。仕事や育児などで忙しい方にとって、掃除機と水拭きの二重作業は大きな負担です。しかし、水拭き掃除機であれば吸引と水拭きを同時におこなえるため、掃除の手間が大幅に省けます。
また水拭き掃除機は、雑巾を使った水拭きのようにしゃがんで作業をする必要がありません。立ったまま掃除ができるため、体への負担も少なく済みます。使用した雑巾やバケツの後片付けも必要ありません。
2. 普通の掃除機との違い
普通の掃除機は、ほこりやゴミ、髪の毛などを吸引します。一方、水拭き掃除機には、吸引と水拭き機能が一体になったモデルがあります。一体モデルは、ほこりやゴミなどに加え、食べこぼしや皮脂汚れの掃除にも使える点が普通の掃除機との違いです。
その他、普通の掃除機との違いを詳しく見ていきましょう。
2.1. ほこりや花粉が舞い上がるのを防げる
普通の掃除機を使用すると、掃除機の排気でほこりや花粉などが舞い上がってしまうことがあります。しかし、水拭き掃除は適度な水分で水拭きをしながら吸引するため、ほこりなどが舞い上がりにくくなります。
2.2. うっかりこぼしてしまった飲食物もきれいに掃除ができる
普通の掃除機では、お子様が床にこぼした飲み物や食べ物、床についた皮脂などはきれいにできず、雑巾などで水拭きをする必要があります。水拭き掃除機を使えば吸引しながら水拭きもできるため、うっかりこぼしてしまった飲食物の汚れにも対応できます。
2.3. 床のざらつきを除去できる
普通の掃除機で掃除をした場合、床に貼り付いた細かなゴミまで吸引しきれずにざらつきが残る場合があります。ざらつきを除去するには、雑巾などで水拭きをする必要があります。
水拭き掃除機であれば濡れたブラシが床の隙間に入り込むため、床に貼り付いた細かなゴミまで一度でしっかりと除去してくれます。
3. 水拭き掃除機はどの種類がおすすめ?
水拭き掃除機には、スティックタイプとロボットタイプがあります。それぞれのメリットとデメリットを解説します。
3.1. スティックタイプのメリット
スティックタイプのメリットは主に以下の3点が挙げられます。
- 本体が軽く持ち運びがしやすい
- 取り回しが楽にできる
- コンパクトに収納できる
スティックタイプは本体のハンドルを持って使用するため、片手でも取り回せるように軽量設計されています。1階から2階への持ち運びも楽ですし、ロボットタイプでは対応できない段差や階段も掃除ができます。机や家具があるような場所でもスムーズな掃除が可能です。
また、ロボットタイプは使わないときの収納場所を広くとる場合がありますが、スティックタイプの掃除機は、クリーナースタンドで充電しながらコンパクトに収納できます。
3.2. スティックタイプのデメリット
スティックタイプのデメリットは主に以下の3点が挙げられます。
- 場所によってはアタッチメントが必要
- バッテリー切れになる可能性がある
- 手に持って移動しなくてはならない
スティックタイプは、家具の下など狭い場所ではアタッチメントが必要になる場合があります。また、スティックタイプはコードレスで使用時間が20分〜30分程度のものが多く、掃除の時間が長い場合は途中でバッテリー切れになる可能性があります。
また、階段に上る場合や複数の部屋を掃除する場合は、手に持って移動するため負担になることもあります。購入前に店頭などで実際の重さを確認しておくことをおすすめします。
3.3. ロボットタイプのメリット
ロボットタイプのメリットは主に以下の3点が挙げられます。
- 掃除時間を短縮できる
- 体への負担が少ない
- 狭い場所も掃除しやすい
ロボットタイプは自動で掃除をしてくれるため、掃除の手間が減り、今まで掃除をしていた時間を他のことに使えますし、体の負担もなくなります。掃除をする曜日や時間を指定できる機種の場合は、毎回ボタン操作をおこなう必要もありません。
また、ロボットタイプは薄型のタイプが多いため、家具の下など狭い場所の掃除がしやすくなります。
3.4. ロボットタイプのデメリット
ロボットタイプのデメリットは主に以下の3点が挙げられます。
- 段差に弱い
- ロボットが動くスペースが必要
- 小物を吸い込むと故障する場合がある
ロボットタイプは、シートやモップなどで床を拭きながら動くため、段差に弱いです。そのため、段差の多い家などでは対策が必要になるでしょう。また、床に物が多い場合はロボットがうまく動けないため、十分に動けるスペースを確保する必要があります。
さらに、アクセサリーやおもちゃのブロックなど小さな物を誤って吸い込むと故障する場合もあります。掃除の前にはあらかじめ小物類の片付けが必要です。
4. 水拭き掃除機の選び方
ひと口に水拭き掃除機といっても、さまざまな製品が販売されています。自分に合った水拭き掃除機を選ぶには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
4.1. 床材に対応しているか
水拭き掃除機は製品によって対応できる床材が異なり、カーペットなどでは使えない場合もあります。自宅の床材でも使えるものを選びましょう。
4.2. 重さは問題ないか
スティックタイプのメリット・デメリットでも触れたとおり、軽量設計されている水拭き掃除機でも人によっては、実際に手に持って移動することを考えると重たく感じるかもしれません。事前に家電量販店などで重さを確認しておきましょう。
4.3. 自宅の収納スペースに合うか
水拭き掃除機を選ぶ際には、サイズにも注意が必要です。
自宅の収納スペースに入るだろうと思っていたものの、実際には想像していたよりも大きくて困ることもあります。事前に収納スペースをどこにするかを決め、サイズを測っておきましょう。
4.4. 使用目的に適したタイプか
水拭き掃除機の基本的な機能もよく確認しましょう。水拭き掃除機には以下のようなタイプがあります。
- 一般的な掃除機に床拭き機能を付加したタイプ
- ヘッドを付け替えてゴミ吸引と拭き掃除ができるタイプ
- お湯や専用洗剤を入れられるタイプ
このように、機種によってタイプが異なるため、吸引と水拭きのどちらを重視するかで選ぶとよいでしょう。例えば、床の油汚れに対応するには、お湯や洗剤を入れることができる機種が便利です。
4.5. メンテナンス・お手入れがしやすいか
水拭き掃除機は、フィルターやブラシなどの消耗品を定期的に交換する必要があるため、消耗品の価格や交換の目安なども確認しておきましょう。
また、ダストボックスなどの部品が取り外しやすくできているかも大切です。こちらも事前に確認しておきましょう。
4.6. 連続使用時間は十分か
連続使用時間も製品によって異なります。
連続使用時間が短い場合、掃除する場所が広いと途中でバッテリー切れを起こす可能性があります。事前に掃除する範囲や場所を確認し、連続して使用する時間はどれくらいになるかを把握しておきましょう。
5. AQUAの水拭きフロアクリーナー「WIPEL(ワイプル)」をご紹介
水拭き掃除機を新たに検討している方におすすめなのが、AQUAの水拭きフロアクリーナー「WIPEL(AQC-WX1P)」です。
WIPELはスティックタイプでコンパクトな設計ながら強い吸引力を持ち、ガンコな汚れにも対応できるなど、多くの優れたポイントがあります。
5.1. 日本の住宅に適したコンパクト設計
WIPELは、重さ3.4kg、横幅260mm×奥行き218mm×高さ1,120mmとコンパクトです。日本の住宅は玄関や和室などに段差が多く、住環境によっては階段もあるため、掃除機が重いと持ち運びが大変ですが、WIPELなら楽に持ち運べます。
5.2. 自動ブラシ洗浄機能搭載でお手入れも簡単
水拭き掃除機のなかには、お手入れに手間がかかるものもあります。
一方、WIPELは充電台にセットし、ブラシ洗浄ボタンを押すと自動でブラシが洗浄されます。面倒なお手入れをしなくても済むのもメリットです。
5.3. 吸引力と水拭きで食べこぼしなどの固形物や水分もきれいに除去
便利な水拭き掃除機であっても、吸引機能がなければ、大粒のゴミは床に残ってしまい、掃除したあとに拾う必要があります。
その点WIPELは、毎分約550回転と非常に強力な回転ブラシを持ち、高い吸引力を誇ります。その強さは、床に落ちて割れた生卵や牛乳をかけたシリアルも一度でほとんどを吸引できるほどで、掃除にかかる時間を大幅に減らせるでしょう。
5.4. お湯と専用洗剤でガンコな汚れにも対応
WIPELの給水カップには60℃までのお湯を入れることができるため、落ちにくい汚れを落としやすくします。また、汚れがひどい場合や床の皮脂汚れが気になる場合は、専用洗剤を使用することで効果的に掃除をすることができます。
さらに、泡立の少ない床用洗剤を床に直接吹きかけたあとに掃除をすることも可能です。
また、環境に優しい重曹やクエン酸を水に溶かしたものを使用することもできます。
5.5. フローリングから石タイルまで幅広い床材に対応
WIPELは、フローリングやクッションマットのほか、塩ビ床や玄関の石タイルなどにも対応しているため、水拭きができる幅広い床材で活用できます。