コートは自宅で洗える？自宅でのコートの洗濯方法を解説！

コートをきれいにするにはクリーニングが一般的ですが、手間がかかるためできることなら自宅で洗濯したいと思っている方も多いのではないでしょうか。

衣替えシーズンに自宅で手入れができるのであれば、時間がかからず費用も軽減できるのでうれしいですよね。

今回は、コートを自宅で洗濯する際の手順や、気をつけたいことなどをくわしく解説します。

コートの洗濯頻度は、特別目立った汚れがない場合、1シーズンに1回がおすすめです。衣替えをする際に、洗濯するといいでしょう。

あまり着用しなかったコートも、洗濯せずにクローゼットへ収納するのはNG。きれいに見えても汚れやニオイが付着しているため、きちんとお手入れをしてからしまってください。

コートを洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認してください。

最近は洗えるコートも増えてきましたが、素材によって洗濯方法が異なります。

コートによく使われている素材はポリエステル・ウール・レザーなどです。

洗濯表示の見方は、桶に水が入っている図柄は、水洗いができる素材です。数字は液温を表しています。

桶に水と手が描かれているものは、手洗いが可能。桶に「×」がついているものは水洗い不可のため、家庭での洗濯は禁止です。

洗えないコートは、クリーニング店へ依頼しましょう。

その他、洗濯表示には漂白剤の使用や乾燥方法などについても書かれているため、よくチェックしてください。

洗濯表示については、下記記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

新しい洗濯表示の意味とは？記号の見方やポイントを解説

STEP1.目立つ汚れやシミは前処理をする

目立つ汚れやシミがある場合は、洗濯の際に使用するおしゃれ着用洗剤を汚れている部分に直接つけてなじませておきましょう。

前処理をしておくと汚れが落ちやすくなります。

STEP2.洗濯ネットにコートを畳んで入れる

コートから取り外し可能なベルトやファーなどの装飾品はすべて取り外してください。

ファスナーやボタンは閉めて、洗濯ネットの大きさに合わせて畳みます。目立つ汚れがある場合は、外側にくるように畳むといいでしょう。

洗濯ネットに余裕ができると、中で動いてしまい生地にダメージを与える可能性があるため、ぴったりのサイズのものを選んでください。

STEP3.おしゃれ着用洗剤を使って、弱水流コースやおしゃれ着用コースなど優しく洗えるコースで洗う

STEP4.30秒〜1分ほど脱水する

長時間の脱水は、シワの原因になるため控えましょう。

STEP1.浴槽に水を張り、規定の量のおしゃれ着用洗剤を入れてよく溶かす

STEP2.コートを洗濯液に30分ほどつけ置きする

STEP3.浴槽の水を抜き、シャワーで泡が出なくなるまですすぐ

STEP4.洗濯機で30秒〜1分ほど脱水する

コートは素材だけではなく、形によってもさまざまな特徴があります。

洗濯表示で水洗いが可能でも注意したいことを、種類別に紹介します。

トレンチコート

トレンチコートは厚手のものが多く、自宅での洗濯は難しいため、基本的にはクリーニングに出しましょう。

どうしても自宅で洗いたい場合は、洗濯表示をよく確認してください。脱水は型崩れやシワを防止するために短めにします。

干すときは、しっかり形を整え、直射日光を避け風通しのいい日陰で干しましょう。

ダウンコート

ダウンコートは羽毛や綿が偏ってしまう恐れがあるため、洗濯機よりも手洗いがおすすめです。丁寧に押し洗いをしましょう。

干すときは、型崩れを防ぐために厚みのあるハンガーを使用しましょう。羽毛の偏りをほぐして形を整え、風通しのいい日陰で干しましょう。

洗濯表示を確認し、乾燥機が使える場合は、一番低い温度で5分程度乾燥させると、ふんわりと仕上がります。

ダウンコートの洗濯についてはこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。
ダウンコート・ジャケットは洗濯機で洗える？自宅で上手に洗う方法

ウールコート

ウールは縮みやすく、型崩れもしやすいため、洗濯機で洗えるものでも手洗いで丁寧に洗う方が良いでしょう。

また、色落ちする場合があるため、クリーニングに出した方がきれいに仕上がります。

ポリエステルなどの化学繊維のコート

ポリエステルは洗濯機で洗えるコートが多いですが、汚れが付着しやすく黒ずみができやすい素材。他の衣類とは一緒にせず単独で洗うのがおすすめです。

レザーコート

レザーは水洗い厳禁のものも多く、非常にデリケートな素材のため、大切なコートはクリーニングをおすすめします。

自宅でどうしても洗濯をしたい場合は、おしゃれ着用洗剤を使って手洗いで丁寧に洗いましょう。

脱水はバスタオルで包んでタオルドライをします。

洗濯表示には、干し方も記載されています。

コートには「ぬれつり干し」や「ぬれ平干し」の記載があるケースがあり、脱水や手で絞ることはせず、そのまま干すという意味です。

洗濯表示に沿った干し方を実践し、風通しのいい日陰に干しましょう。

コートは頻繁に洗濯できるものではないため、日頃のお手入れが重要です。
日常のお手入れや保管方法を覚えておきましょう。

チリやホコリはブラッシングで落とす

着用後、チリやホコリはブラッシングをして落としましょう。

撫でるように優しくブラッシングするのがポイントです。繊維の間に空気が入るため、型崩れ防止にもなります。

強くこすると生地を傷める可能性があり、撥水加工がされている場合は取れてしまうこともあるため注意してください。

厚みのあるハンガーにかける

コートをかける際は、厚みのあるハンガーにかけましょう。細いハンガーはコートの重みに耐えられず、型崩れの原因になります。

ボタンやファスナーを閉じ、ベルトなどの装飾品は外し、ポケットの中をすべて取り出してハンガーにかけてください。

クリーニングに出した場合、ホコリを防ぐためにビニール袋をつけたままにしている方もいますが、通気性が悪くなり湿気がこもるため外してから収納しましょう。

コートを自宅で洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認してください。

コートは型崩れしやすいため、洗濯機で洗えるものでも、手洗いで丁寧に洗うと安心です。

洗濯表示には、干し方の指示も記載されているため、チェックしてみましょう。

また、頻繁に洗濯できるものではないため、日頃のお手入れが欠かせません。

ブラッシングや厚みのあるハンガーにかけるなど、少しの心がけできれいな状態を長く保てます。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。