洗濯機を新居へ持っていくとき「自力で運べるのだろうか」「事前の準備は何が必要なのか」など、疑問や不安は尽きないものです。
引っ越しのタイミングで新しく買い替えることを検討している人もいるでしょう。
そこで今回は、引越しで洗濯機を安全に運ぶための水抜きの手順や運搬方法の注意点、新居での設置チェックポイントなどをくわしく解説します。
<目次>
引越しが決まったら、現在の洗濯機をそのまま新居へ持っていくだけではなく、タイミングによっては買い替えも検討するのがおすすめです。
洗濯機の寿命は約7〜10年といわれています。
洗濯機が寿命に近づいている、すでに超えているという場合は、引越しのタイミングでの買い替えを検討するといいでしょう。
引越し後にすぐ故障してしまい、新しく買い替えて再度配送料や設置費用がかかるといった出費を防ぐことができます。
洗濯機の寿命について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
洗濯機の寿命は何年?寿命のサインや長持ちさせる使い方も紹介
洗濯機が新居の設置スペースに入らなかったり、搬入経路を通れなかったりして設置できないケースも考えられます。
玄関ドア、廊下の幅、階段の踊り場、エレベーターの口径など、洗濯機が通るすべてのルートの幅と高さを測りましょう。
実際に洗濯機を置く設置スペースの縦・横・奥行きの寸法も、しっかりと確認してください。
洗濯機を動かす前に行わなければならないのが水抜きです。
水抜きが必要な理由やタイミングを見ていきましょう。
洗濯機の内部やホースには、普段の洗濯で使用した水が残っています。
水抜きをしないまま本体を傾けたり運んだりすると、運搬中に残水が流れ出て周囲の家財を濡らしてしまったり、洗濯機内部の精密基板に水がかかって故障したりするリスクがあります。
水抜きは引越し前日までに終わらせておきましょう。
直前に行うと、水が完全に抜けきらない場合があります。
【用意するもの】
プラスドライバー
バケツや洗面器
タオルや雑巾
ビニール袋・ビニールテープ
縦型洗濯機でもドラム式洗濯機でも水抜きの基本的な手順は同じです。
まずは給水ホースの水抜きを行います。
STEP1.水道栓(蛇口)を閉め、洗濯機の蓋を閉じて電源を入れ、「標準コース」などでスタートボタンを押し、しばらく運転させる
STEP2.1分程度で電源を切って給水ホースを蛇口と本体から外す
続いて、排水ホースの水抜きを行います。
STEP1.再度電源を入れ、一番短時間で脱水だけの運転を行い、洗濯槽内部や排水ホースに残っている水を出し切る
STEP2.電源を抜き、本体を少し傾けながら排水ホースを外し、ホース内の残水をバケツに受け止める
ドラム式の場合、本体下部などにある糸くずフィルターのつまみを緩め、溜まっている水をバケツやタオルで受け止めながら抜き取ります。
洗濯機の水抜きについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
引越し時などに必要な洗濯機の水抜きとは?基本的なやり方、注意点を解説
洗濯機を新居へ運ぶ方法は、主に「引越し業者に依頼する」か「自力で運ぶ」かの2通りです。それぞれの注意点を確認しておきましょう。
多くの引越し業者では、洗濯機の運搬自体は基本料金に含まれていますが、取り外しや新居での取り付け作業に関しては追加料金になっているケースが一般的です。
見積もり時に、どの作業までが基本料金に含まれているかを確認してください。
費用を抑えるために自力で運ぶ場合は、最低2人以上で作業してください。
洗濯機は重量があり、1人での運搬は落下による怪我や本体の破損、壁の傷つきに繋がります。
また、横にして寝かせた状態で運ぶと、内部のサスペンションやドラムを支える部品が歪み、故障の原因になるため立てて運びましょう。
ドラム式洗濯機を運ぶ際は、購入時に付属していた固定ボルトを本体背面に必ず取り付けてください。取り付けないと運搬の振動で中のドラムが暴れ、内部が破損する可能性があります。
新居に到着したら、洗濯機を設置する前に確認するポイントがあります。
搬入経路の再確認
玄関から設置場所までの通路に障害物がないか確認します。
防水パンのサイズと種類
新居に設置されている防水パン(洗濯機を置くプラスチック製の受け皿)の縦・横のサイズが、洗濯機の脚幅と合っているか確認します。また、四隅が一段高くなっているタイプか、平らなタイプかもチェックします。
排水口の位置と蛇口の高さ
排水口が洗濯機の真下にくるのか、左右にあるのかを確認します。また、壁にある給水蛇口の高さが、設置した洗濯機の高さよりも高い位置にあるかを確認してください(洗濯機本体が蛇口に当たってしまうと設置できません)。
洗濯機を所定の位置に置いたら、アース線の接続とホースの取り付けを行います。
感電防止のため、コンセントに付いているアース端子にアース線を接続してください。
給水ホースはしっかりとナットを締め、排水ホースは途中で折れ曲がったり、浮き上がったりしないようまっすぐ排水口へ繋ぎます。
洗濯機の設置について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
洗濯機を自分で設置するには?設置方法や注意点などをわかりやすく解説
新居に設置して使おうとしたときに「電源が入らない」「エラー表示が出る」といったトラブルが起きることがあります。
まずは、コンセントがしっかり奥まで差し込まれているか、ブレーカーが落ちていないかを確認します。
給水エラーと出る場合は、元栓(蛇口)を開け忘れていないか確認してください。
ドラム式洗濯機の場合、運搬用に背面に取り付けた輸送用ボルトの外し忘れがないか必ず確認してください。
ボルトをつけたまま洗濯機を回すと、激しい振動や異音が発生し、故障の原因になります。
電子制御の誤作動が原因である場合も考えられるため、一度コンセントを抜き、5〜10分ほど放置して再起動を試すことで、正常に戻るケースもあります。
アクア(AQUA)製の洗濯機に表示されるエラーは説明書の記載とともに、記事でもまとめています。詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
アクア(AQUA)洗濯機のエラーコード一覧|原因別の対処法と解決策を解説
古くなった洗濯機は粗大ゴミとして捨てることはできません。
洗濯機は家電リサイクル法の対象に指定されており、法律で定められた正しい手順で処分・リサイクルする義務があります。
ルールを無視して捨ててしまうと不法投棄となってしまうため、絶対にやめましょう。
洗濯機の処分方法には、さまざまな方法があります。
買い替えの有無や、引っ越しまでの残り時間、自分で運べるかどうかによって、最適な処分方法は異なります。
それぞれの詳しい処分手順ついては、以下の記事でわかりやすく解説していますので、手放す予定のある方はぜひチェックしてみてください。
洗濯機の処分方法をケース別に紹介!処分する際の注意点も解説
洗濯機の引越しは、サイズ確認や水抜き、正しい運搬と新居での設置まで、多くのステップが必要です。
自力での運搬に少しでも不安がある場合や、必要な道具・固定ボルトが見当たらない場合は、無理をせず引越し業者や設置専門業者などプロに依頼しましょう。
正しい知識を持って、安全かつスムーズに新居での新生活をスタートさせましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンターにご相談していただくことを推奨いたします。
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