コインランドリー経営をフランチャイズではじめるメリットは?個人経営との違いや選ぶポイントを解説
コインランドリー経営共働き世帯の増加などの社会的変化にともない、年々需要が拡大しているコインランドリー。
その経営方法としては、主に個人経営とフランチャイズの2つがありますが、これからコインランドリーの経営を始めようとお考えの方のなかには、どちらがよいのか迷われている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、個人経営とフランチャイズ経営の違いや、フランチャイズでコインランドリーを経営するメリット・デメリットを解説します。また、フランチャイズ加盟店を選ぶ際のポイントや開業の流れも併せてご紹介します。
目次
フランチャイズとは?個人経営との違いについて
フランチャイズ経営とは、本部の加盟店になってコインランドリーを経営する事業形態のことです。
本部の商標(ブランド)や経営ノウハウなどを加盟店に与える代わりに、対価としてロイヤリティ(加盟金)を本部に支払います。
個人経営に比べ、毎月ロイヤリティを支払わなければいけない点が負担となりますが、本部からのサポートやサービスが受けられるようになるなど、さまざまなメリットがあります。
フランチャイズでコインランドリーを経営するメリット
フランチャイズに加盟してコインランドリーを経営するメリットは、主に以下の5つです。
ノウハウやブランド力を活用できる
フランチャイズに加盟すると、コインランドリー運営のノウハウを知ることができます。開業前に本部主催の研修を受けたり、マニュアルを共有してもらったりすることで、コインランドリー経営の知識を身につけた状態で開業できます。
開業後も、本部のサポートがあることで困りごとをすぐに解決できたり、メンテナンスサービスで機器を最新の状態にキープできたりすることでリピート顧客の獲得につながり、更なる安定収入の獲得に寄与してくれます。
また、フランチャイズの知名度やブランド力を活かした集客が可能であることも大きなメリットです
本部のサービスやサポートが受けられる
フランチャイズに加盟すると、開業前だけでなく開業後も本部のサポートが受けられます。受けられるサポートの内容は加盟するフランチャイズによって異なりますが、一例を挙げると以下のとおりです。
- 売上・稼働状況の管理システムの利用
- 24時間体制でのサポート
- 本部提供の洗濯機器の利用
- 清掃・修理・メンテナンスの代行 など
個人では予算的に導入できない最新設備が導入できたり、機器の故障を未然に防げる定期的なメンテナンスが受けられたりします。
安定した収入が得られる
安定した収入を得やすいことも、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営をするメリットです。
洗濯は、不景気だからといって控えられるものではありません。人が活動する限りは毎日のように必要となる家事です。そうした特性があることと、ノウハウやブランド力の活用や、本部のサービスやサポートが受けられることで、景気の影響を受けずに安定した収入が見込めるでしょう。
効率のよい経営が可能になる
時間を節約して効率的な運営や管理が可能になる点も、フランチャイズ経営のメリットです。
個人経営ではフランチャイズ経営のようにロイヤリティを支払う必要はありませんが、問い合わせへの回答や店舗の清掃、見回り、集金などの業務をすべて自分でおこなう必要があります。
一方、フランチャイズ経営では、本部にロイヤリティを支払う必要こそあるものの、管理業務を委託できます。オーナー個人の業務負担を軽減できるほか、余った時間を競合分析や集客など別の仕事に充てられるため、効率的な経営が可能です。
資金調達がしやすくなる
開業資金や開業後のランニングコストが調達しやすい点もフランチャイズ経営のメリットです。
銀行に融資を申し込む際には、フランチャイズが持つ加盟店実績をもとに事業計画書を作成できます。大手フランチャイズであれば、知名度の高さから銀行の審査担当者の信頼が得られる可能性もあるでしょう。
また、フランチャイズにもよりますが、開業資金を融資してくれたり、分割払いに対応してくれるケースもあります。あくまで開業資金の準備はオーナー側の役割ですが、フランチャイズを利用することで効率的に資金が集まることが期待できます。
フランチャイズでコインランドリーを経営するデメリット
ノウハウやブランド力、24時間サポートなどによって効率的に経営できるメリットがあるフランチャイズ経営ですが、以下のようなデメリットがあることも知っておきましょう。
個人経営よりも自由度は低くなる
フランチャイズ経営では、店舗運営に関する本部のノウハウがわかるメリットがある反面、本部の指示にしたがって運営する必要があります。
店舗の内外装や洗濯機の種類、お客様に提供するサービス内容まで指定される可能性があり、自由な発想で経営したい方にとってはデメリットに感じるでしょう。
店舗としての特徴をお客様に知ってもらうためには、フランチャイズ経営のルールを守ったうえで、競合と差別化できるポイントを考える必要があります。
ロイヤリティを支払う必要がある
フランチャイズに加盟すると、さまざまなノウハウを得られたりブランドイメージを利用した経営ができたりする反面、毎月5%~10%程度のロイヤリティを支払う必要があります。
1ヵ月の売上が50万円とすると毎月2万5,000円から5万円、年間では30~60万円の支払いが必要です。また、ロイヤリティ以外にも、保証金や本部での研修費を支払わなければいけない場合もあります。
コインランドリーの経営手法を学んで集客を実現するための必要経費ともいえるお金ですが、利益が減少することをデメリットに感じる方もいるかもしれません。
フランチャイズ加盟店を選ぶポイント
コインランドリー事業を展開しているフランチャイズ業者は数多くありますが、それぞれにロイヤリティやサービス内容、サポート内容は異なります。
ここでは、数あるフランチャイズのなかで理想的な1社を選ぶために知っておきたい情報をご紹介します。
ロイヤリティの金額はどれくらいか
フランチャイズ加盟店を選ぶ際、まずは各社のロイヤリティがどれくらいなのかに注目しましょう。
ロイヤリティはフランチャイズに加盟する限り支払い続けるコストであり、長期的に経営して黒字化するには少しでも安い事業者と契約したいと考える方もいると思います。しかし、ロイヤリティの金額が安いぶん、サポートやサービスが充実していないといった場合も考えられます。
そこで重視すべきポイントが、明朗会計かどうかです。店舗運営にかかる費用やロイヤリティ加盟金、ロイヤリティの割合など、初期費用とランニングコストがしっかり明示された業者がおすすめです。
フランチャイズによっては、開店後の収支をシミュレーションしてくれるところもあります。シミュレーションした結果の黒字額や、サービス・サポート内容の充実ぶりなどを総合的に考えて、納得できるロイヤリティ設定のフランチャイズを選択しましょう。
サポートやサービスは充実しているか
フランチャイズ経営では本部からさまざまなサポートが受けられますが、サポート内容は業者ごとにさまざまです。同じようなロイヤリティであれば、できる限りサポートやサービスが充実したフランチャイズを選ぶことをおすすめします。
24時間の問い合わせ受け付けや機器のメンテナンスなどのサービスがあるフランチャイズなら、安心して効率的な運営ができるでしょう。
今までの実績にはどのようなものがあるのか
コインランドリー経営の実績はフランチャイズごとに異なります。フランチャイズを選ぶ際は、加盟店舗の数やフランチャイズ経営実績を確認しましょう。コインランドリー経営のノウハウがあって加盟店舗の数が多い業者であれば、安心してフランチャイズ登録ができます。
また、企業理念や経営戦略も要チェック事項です。フランチャイズ契約したあとは本部の指示で事業を運営することになるため、事業者が打ち出している将来のビジョンや経営戦略に納得してから加盟することが大切です。
フランチャイズでコインランドリーを開業するまでの流れ
フランチャイズと契約してから開業するまでの流れはビジネスモデルによっても異なりますが、コインランドリーのフランチャイズに加盟する際の流れは以下のとおりです。
- フランチャイズ本部のセミナーや個別商談に参加して開業の相談
- フランチャイズの加盟店契約
- 市場を調査する
- 業務用機器の売買契約など各種契約の締結
- 店舗の開店準備をする
- 「コインオペレーションクリーニング営業施設開設届け」などの必要書類を保健所に届け出る
店舗の運営に関するサポート体制やロイヤリティなどは会社によっても異なるため、まずは無料セミナーや個別商談などに足を運んで情報を集めましょう。
加盟店契約後は、予算に合う物件探しや機器の手配、競合調査や市場調査などをおこなって出店する立地を検討します。
個人かフランチャイズかでお悩みの方はまずはAQUAにご相談を!
フランチャイズ経営には、ノウハウやブランド力を活用できる、本部のサポートが受けられる、安定した収益が得やすいなど、数々のメリットがあります。加盟店のロイヤリティの支払いや自由度の低さなどのデメリットはあるものの、長期で安定経営を目指すなら、フランチャイズ経営は魅力あるスタイルです。
AQUAはコインランドリー機器シェアNo.1メーカーの立場からオーナー様をサポートします。50年以上のコインランドリーに関するノウハウを活かし、実績ある販売代理店もしくはフランチャイズ企業とタッグを組み、相談・開業・運営までを一気通貫でバックアップします。
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