最新型のおしゃれなコインランドリーとは？経営メリットやポイントについてもご紹介

2024.03.28 （2024.03.28 更新） コインランドリー経営

洗濯するためのコインランドリーですが、最近はカフェを併設したおしゃれなコインランドリーが増えつつあります。カフェと併設されていることで、洗濯が終わるまでの待ち時間をコーヒーを飲みながら有意義に過ごすことができます。

本記事では、おしゃれなコインランドリーを経営したいと考えている方に向けて、併設できる施設や得られるメリット、経営のポイントなどをご紹介します。

おしゃれなコインランドリーとは？今までとどう違う？

近年、カフェやエステが併設されたコインランドリーなど、これまでの常識を覆すようなおしゃれなコインランドリーが登場しています。

コインランドリーは「洗濯をするだけの場所」ではなく、待ち時間を利用したタイムパフォーマンス重視の場所になりつつあるのかもしれません。

おしゃれなコインランドリーが生まれた背景には、「他店舗との差別化を図りたい」「新規顧客を獲得したい」「待ち時間を利用して、新たな利益を生み出したい」など、さまざまな理由が挙げられます。

コインランドリーに併設できる施設

コインランドリーにいる滞在時間は、1時間が目安だと言われています。最近はその待ち時間を利用して、カフェやエステなどが楽しめるコインランドリーが誕生しています。

ここでは実際にコインランドリーに併設できる施設についてご紹介します。

カフェ

おしゃれなコインランドリーの代表としてよく挙げられるのが、カフェが併設されたコインランドリーです。

本格的なコーヒーが飲めたり手作りパンを食べられたりと、カフェとして利用できるのが特徴で、洗濯が終わるまでの間にお茶を楽しめる空間となっています。

また、Wi-Fiやコンセントが完備されている施設もあり、待ち時間に仕事や動画を観るのにも最適です。

洗濯が終わる時間を計算して、再度コインランドリーに来るのが手間だと感じている方にとっては、待っている間に美味しいお茶やお菓子を楽しめる空間があると、何度も利用したいと思えるでしょう。

エステ

エステもできるコインランドリーが誕生しています。外観は一見コインランドリーとは思えないようなおしゃれな外観デザインが多いです。

コインランドリーの利用客で主婦層をターゲットにしたい場合は、エステと併設したコインランドリーは有効な手段だといえるでしょう。また、場所やニーズによっては整体ができる施設を併設しているコインランドリーもあります。

雑貨屋

コインランドリーを利用する際、待ち時間を有意義に過ごしたい方のために、雑貨を見たり購入したりできる雑貨販売が可能なコインランドリーもあります。

例えば、コインランドリーに関連するグッズやライフスタイル雑貨など、見ても楽しめる形で販売できれば、リピート客の増加にもつながります。

ガソリンスタンド

布団や大量の洗濯物をコインランドリーに運ぶ際、車を利用する方が多いと思います。そのため、駐車場付きのコインランドリーも多くあります。

車で行く利用者のために、コインランドリーに駐車場付きのガソリンスタンドが併設されているとさらに利便性が高くなります。

待ち時間を使って洗車や給油もでき、車をよく利用する方に向いているでしょう。

クリーニング店

コインランドリーに洗濯物を持って行くついでに、クリーニングも一緒に出せたら一石二鳥となります。同じ衣類を洗う行為として、理にかなっている経営方針です。

スーパー銭湯

コインランドリーの待ち時間に銭湯を利用してもらうような、おしゃれなコインランドリーも登場しています。

ゆっくりとお風呂に入っている時間で洗濯ができるため、時間を有効に活用できます。

コインランドリーと併設することで得られるメリット

コインランドリーと施設を併設することで、経営者にとってどのような利点があるのかご紹介します。

待ち時間を利用し収益UPを狙える

コインランドリーを利用する際の待ち時間を有効活用することで、追加の収益を得るチャンスがあります。

例えば、コインランドリーの隣にカフェを併設することで、顧客は洗濯が終わるまで待ちながら飲食を楽しめます。

コインランドリー経営者にとっても施設からの収益が得られるため、相乗効果が期待できます。

競合との差別化が図れる

利便性の高いコインランドリーは、顧客にとって魅力的なサービスとなり、競合との差別化につながります。

待ち時間中に無料のWi-Fiを利用したりコーヒーを飲んだりする場所があると、顧客にとってもプラスとなります。居心地の良さから「今後はここを利用したい」とリピートするようになり、集客にもつながるでしょう。

防犯・セキュリティ面で安心感がある

無人のコインランドリーの場合、「洗濯物が盗まれてしまうのではないか」「女性一人でいると何となく不安」などの懸念点が出てきてしまいます。

他の施設と併設することで、常にスタッフがいる状態になるため、防犯対策やセキュリティ面でも利用者に安心感を与えられます。

また、無人の場合は両替機などの窃盗も考えられるため、そういった面でも安心できるといえるでしょう。

顧客満足度の向上につながる

店内にスタッフがいることで、「機器の使い方がわからない」「アプリが使えない」など、利用者が困った際に素早い対応が可能です。

防犯やセキュリティ面での安心感以外にも、困ったときに対応してくれる人がいることによる安心感も得られますし、それにより顧客満足度の向上にもつながり、リピーター顧客の獲得ができます。

おしゃれな併設型のコインランドリーを経営するポイント

これからおしゃれな併設型のコインランドリーを開業したい方のために、失敗しないコツをご紹介します。

明確なコンセプトを決めておく

コインランドリーを開業する際には、まずお店のコンセプトを明確にすることが重要です。

ターゲットはどの年代・層になるのか、それに合わせてどの施設と併設すべきなのか、どのような雰囲気・イメージの店舗にすればよいのかといったことを明確にし、その土地のニーズに合わせた選択をおこなう必要があります。

同時に、他のコインランドリーとの差別化ポイントも考えなくてはなりません。業界での競争が激しいなかで、独自の魅力を持つことが集客につながります。そのためにはテレビやWi-Fiの設置、洗剤アレルギー対応の設備導入の有無など、利用者の満足度を高める施策を検討しましょう。

立地条件や競合について調査しておく

コインランドリーを開業する際には、商圏（集客できる範囲）の規模や競合店の存在を考慮することが重要です。

商圏の規模が小さい場合は、大型店舗を構えても売上の伸びが限られてしまいます。また商圏の規模が大きい場合は、小規模の店舗を展開しても需要に応えられないことが考えられます。

コインランドリーをどのくらいの規模にするかは、土地の条件やニーズなどをデータ化してしっかり調査することが大切です。

また、競合店の分析も重要です。周囲の競合店の営業戦略や提供するサービス、設備などを調査し、差別化できるポイントを見つけましょう。

初期費用を把握しておく

コインランドリーにかかる費用についてある程度把握しておくことも大事です。
コインランドリーのみの場合であれば、10坪〜15坪でも問題はないですが、他施設と併用する場合はある程度の広さが必要になる場合があります。
また導入する機器などによっても変わってくるので、明確なコンセプトや立地調査を行なったタイミングで、必要な広さや機器を想定し、どれほどの金額になるのか算出しておきましょう。
また、土地や機器の導入の他に、工事費もかかります。「建設費」や「内外装工事費」も詳しく調べておきましょう。

20坪の場合、実際にどれほどの値段が想定されるのか、AQUAの機器を例としてご紹介します。

【20坪プランの場合】

洗濯乾燥機4台、洗濯機2台、乾燥機4台、スニーカーランドリー1セット、マルチ端末1台、合計12台設置した場合の費用をご紹介します。

品名	料金	目安台数
コイン式全自動洗濯乾燥機 HWD-7347AGC(G) HWD-7347AGC(S)	3,570,000円 （税抜）	1台
コイン式全自動洗濯乾燥機 HWD-7277GC(G) HWD-7277GC(S)	3,030,000円 （税抜）	1台
コイン式全自動洗濯乾燥機 HWD-7177AGC(G) HWD-7177AGC(S)	2,150,000円 （税抜）	2台
コイン式全自動洗濯機 HCW-5108C（WT）	530,000円 （税抜）	2台
コイン式ガス乾燥機 HCD-3257GC(G) HCD-3257GC(S)	1,200,000円 （税抜）	2台
コイン式ガス乾燥機 HCD-6147GC(G) HCD-6147GC(S)	1,580,000円 （税抜）	3台
コイン式小型ランドリー スニーカーウォッシャー MCW-W7C	242,000円 （税抜）	1セット
スニーカードライヤー MCD-D7C	182,000円 （税抜）
マルチ端末 HIC-MT10(WN)	1,890,000円 （税抜）	1台
合計	20,214,000円 （税抜）	12台

• 建設費：400万〜1,600万円程度
• 内外装工事費：600万～900万円程度

必要な機器と合わせると、初期費用は合計で3,000万円〜4,000万円程度になります。

収支計画をしっかりと立てておく

コインランドリー経営を継続していくためには、事前に収支計画を入念に立てることが不可欠です。

前述の通り、立地条件や競合について調査しておくことが大切です。まずは周辺の競合コインランドリーを調査し、稼働率や料金設定などを分析して売上を予測します。売上予測では、初年度は控えめに見積もることが重要です。開業当初は集客が伸び悩むことや経営が予想外のトラブルに見舞われる可能性があるため、余裕を持った計画・資金が求められます。

また、支出面も慎重に見積もりましょう。設備投資や広告宣伝費、従業員の給与など、すべてのコストを考慮し、リスクを最小限に抑えた資金計画を策定します。

コインランドリーの経営を成功させるためには、地域住民の認知度を高め、リピーターを増やすことによって収益を伸ばすことが鍵です。そのため、集客戦略や顧客満足度向上の施策も計画に盛り込むようにしましょう。

つまり初年度は売上を控えめに見込み、十分な資金を準備して安心して経営を進めることが成功への近道です。

おしゃれな空間で快適に！AQUAランドリーラウンジ京都久我店

ここからは、おしゃれなコインランドリー「AQUAランドリーラウンジ京都久我店」をご紹介します。

コンセプトは「ランドリー空間を楽しむ場所」。

店内は広くて清潔感があり、テーブル席やカウンター、座り心地のよいソファ席が設置され、BGMも流れており、待っている間も快適に過ごせるようになっています。

また、洗濯機の色や壁紙を白と黒で揃え、統一感を持たせているのがポイントです。

洗濯機はM・L・XLサイズがあります。それぞれ用途に合わせて念入り洗浄、抗菌・除菌すすぎができるタイプや羽毛布団のような大物洗いも可能です。

洗濯機の上部には、各機器の使い方の説明動画が流れるモニターが設置されているため、はじめて利用する方にも親切な設計となっています。

外観は一見コインランドリーとは思えないようなスタイリッシュでおしゃれなデザインになっています。こちらの店舗は無人のため防犯対策として、店内が見える全面ガラス張りタイプとなっています。

AQUAではカフェやガゾリンスタンドが併設されたコインランドリーの他にも、災害特化型のコインランドリーや店舗リニューアルのお手伝いもしております。
YouTubeで店舗動画をUPしていますので、詳しくは下記よりご覧ください。
＞＞AQUA(アクア)公式チャンネル「AQUA Coin Laundry」

おしゃれなコインランドリー経営はAQUAにご相談を

洗濯は日々の生活のなかで欠かせません。そのなかでコインランドリーを使用する選択肢もあり、おしゃれなコインランドリーの需要は今後も増えていくでしょう。

また、カフェだけではなく、宿泊施設やレジャー施設、ゴルフ場、医療・福祉施設など、コインランドリーの需要が高い産業は多数あります。

しかし、おしゃれなコインランドリーを開業して成功させるには、競合店舗や商圏の調査が重要です。経営するにあたり、立地条件や店舗条件、洗濯機の台数やニーズの高い機能は何かなど、さまざまな疑問や悩み、不明点が出てくるかもしれません。

AQUAでは準備から開業、アフターフォローまで徹底的にサポートしております。

まだ検討・調査段階で、コインランドリー開業や経営についてそれほど詳しくはない方や、施設で業務用の洗濯設備を導入、変更したい方もお気軽にお問い合わせください。

＞＞AQUA公式サイトはこちら