「洗濯機を買いたいけど、
種類や機能が多くて
どれを選べばいいかわからない」
とお悩みの方は
多いのではないでしょうか。
ここでは洗濯機の種類や容量、
機能など、
洗濯機選びで
押さえておきたいポイントを解説。
あわせて、洗濯機を
長持ちさせるコツなど、
洗濯機に関する豆知識も
ご紹介します。
ドラム式はドラムを回転させ、洗濯物を持ち上げて落とす「たたき洗い」で汚れを落とします。
洗濯槽に少量の水をためて洗うため、縦型よりも節水性が高いのが魅力。
少ない水に洗剤を溶かすので洗剤の濃度が高く、特に皮脂汚れに強いのも特徴です。縦型と比べると洗濯物のからみが少なく、生地が傷みにくいのもポイント。
ただ、少ない水で洗うため、色移りや黒ずみが目立つことも。縦型に比べると本体サイズが大きい傾向があり、価格も高めです。
縦型は洗濯槽の底にある羽根を回転させて水をかくはんし、その水流で洗濯物全体を「もみ洗い」して汚れを落とします。
洗濯物同士をこすり合わせて洗うので、特に泥などの固形汚れに強いのが特徴。ドラム式よりも本体サイズがコンパクトで、価格は低めです。
ただ、たっぷりの水をためて洗うので、節水性はドラム式に劣ります。洗濯物同士をこすり合わせて洗うため、ドラム式よりも洗濯物のからみや傷みが起こりやすい面も。
二槽式
二槽式は「洗濯槽」と「脱水槽」の二槽に分かれたタイプの洗濯機です。洗浄力が高く、価格が安いのが特徴。
洗濯槽と脱水槽が分かれているので、「洗濯・すすぎ」と「脱水」が同時に行えて、時短になるのも魅力です。
ただ、洗った衣類を洗濯槽から脱水槽へ移し替えるなどの手間がかかります。本体の横幅が大きいので設置場所が限られることや、全自動洗濯機と比べて運転音が大きいのもネックといえます。
メーカーによって異なりますが、洗濯機の修理に必要な部品保有年数は、洗濯機の製造終了後6~7年と定めているところが一般的です。
また、内閣府の消費動向調査(2021年3月実施調査)によると、洗濯機の平均使用年数は10.2年。買い替えの理由は「故障」が75.4%でした。
こうしたことからも、洗濯機の寿命は6~10年が一つの目安と考えられるでしょう。もちろん、洗濯機の使用頻度や使い方によっても寿命は変わってくるので、一概には言えません。
ただ、洗濯機の性能は年々進化し、特に省エネ性能は10年前と比べて格段に向上しています。
そのため、古い機種を使い続けるよりも、買い替えたほうが電気代を抑えられるケースもあります。洗濯機を長年使用している場合は、買い替えを検討してみるといいでしょう。
洗濯機は決して安いものではないので、できるだけ長く使いたいもの。洗濯機を長持ちさせるために大切なコツを知っておきましょう。
洗濯機を長く使うためには、定期的に掃除することが大切です。
たとえば、糸くずフィルターや乾燥フィルターなどの汚れやごみを放っておくと、洗濯機の故障の原因になるので、こまめに掃除しましょう。
洗濯槽も汚れや黒カビが付着しやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。洗濯槽の洗浄・乾燥を行う機能や専用の漂白剤を使うなどして汚れを除去し、清潔に保ちましょう。
洗剤は適量を守って使いましょう。洗剤の量が少なすぎると洗浄力が足りず、洗濯物の汚れをしっかり落としきれません。
反対に、洗剤の量が多すぎるのもNG。洗剤は入れれば入れるほど洗浄力が高くなるわけではなく、洗剤が一定量を超えると洗浄力に差は出なくなります。つまり、入れすぎた分、洗剤が無駄になってしまうのです。
それだけでなく、洗剤の量が多すぎると、洗剤が溶け残って洗濯槽内でカビが繁殖する原因にもなります。
その点、洗剤の自動投入機能が付いた洗濯機であれば、洗濯物の量に合わせて自動で適量の洗剤を投入してくれ、洗剤の入れすぎや不足などが防げるのでおすすめです。
洗濯物の量は、最大容量の7割程度を目安にしましょう。
洗濯物を詰め込みすぎると汚れが落ちにくくなるだけでなく、消費電力が増えて電気代がかかってしまいます。
洗濯表示はその素材に適した洗濯や乾燥などの方法を、記号によってわかりやすく示したものです。
素材に適した取り扱い方をしないと、衣類が縮んだり、色落ちしたりする場合も。大切な衣類を長く着るためにも、洗濯表示をきちんと理解しておきましょう。
洗濯表示はもともと日本独自の規格で定められたものが使用されていましたが、2016年に国際規格に合わせて新しい洗濯表示に変更されました。
新しい洗濯表示は「家庭での洗濯の仕方」「漂白の仕方」「乾燥の仕方」「アイロンのかけ方」「クリーニングの種類」の5つの基本記号と、「強さ」や「温度」などを表す付加記号・数字の組み合わせで構成されています。
付加記号について具体的に説明すると、線の本数で「洗濯の強さ」(本数が多いほど弱い)を、点の数で「乾燥やアイロンの温度」(点の数が多いほど温度が高い)を、「×」の記号で「禁止」を表します。数字は「家庭洗濯での洗濯液の上限温度」を意味します。
こうした5つの基本記号と付加記号・数字を組み合わせた洗濯表示によって、その衣類の適切な取り扱い方法がわかるようになっています。
洗濯機は家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象です。
そのため、洗濯機の処分には「家電リサイクル料金」がかかります。洗濯機のリサイクル料金は、2000~4000円程度です。そのほかに「収集・運搬料金」もかかります。
料金について、詳しくは家電販売店や一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センターのホームページを確認してください。
洗濯機を処分する際は、基本的に洗濯機を購入した販売店に引き取りを依頼します。
買い替える場合なら、新しい洗濯機の設置時に古い洗濯機を回収してもらえます。処分のみの場合なら、洗濯機を購入した店に引き取りを依頼してください。
洗濯機を購入した店がわからない場合は、お住まいの自治体のホームページを確認し、「指定引取場所」に自分で持ち込むか、「指定業者」に引き取りを依頼します。
そのほかの処分方法として、新しい洗濯機で状態が良いなら、リサイクルショップに買い取ってもらうのも手です。
洗濯機を処分する際は、家電販売店もしくは自治体が指定する業者・引取場所に回収を依頼しましょう。
廃棄物の回収業者の中には、自治体の許可を受けていない「無許可」の業者もいるので注意してください。
無許可の業者に廃棄物を引き渡すと、適正に処理されず、不法投棄につながったり、高額な料金を請求されたりする可能性があります。
~AQUAのおすすめ洗濯機をご紹介~
洗濯機は
ドラム式派?縦型派?
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洗濯機に
乾燥機能は必要?
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洗濯機に
乾燥機能は必要?
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頻繁に水洗い
しない衣類を
リフレッシュしたい
時がある
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衣類の襟袖汚れや
食べこぼしの
予洗いに
苦戦している
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あなたの家に合った
洗濯機の色は?
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毎日の洗濯量は?
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毎日の洗濯量は?
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一般的に、1人が1日に出す洗濯物の量は約1.5kgとされているため、洗濯容量は「1.5kg×家族の人数」を目安として選ぶといいでしょう。
数日分をまとめ洗いしたり、シーツなどの大物を洗ったりすることを考えると、洗濯容量は「1.5kg×家族の人数」よりも大きめを選ぶのがおすすめです。
1~2人暮らしなら、洗濯容量は5~7kgがおすすめ。
まとめ洗いやシーツなどの大物洗いも考えると、7 kgなど大きめの容量を検討してもいいでしょう。
3~5人家族なら、洗濯容量は7~10kgがおすすめ。まとめ洗いすることが多い、子どもの服など毎日の洗濯物の量が多いといった場合は、余裕を持たせて10kg以上を選んでもいいでしょう。
6人以上の家族なら、洗濯容量は10kg以上がおすすめ。
10kg以上の大容量タイプであれば、1回で洗える量が多いので、洗濯回数が減らせて時短にもなります。
乾燥容量は洗濯容量よりも少なく設定されているのが一般的です。乾燥機能を使う方は、乾燥容量も忘れずにチェックしましょう。
「せっかく購入した洗濯機なのに、サイズが大きくて家に入らない」といった事態を防ぐためにも、購入前に洗濯機の設置場所や搬入経路をきちんと確認しましょう。
洗濯機本体のサイズを調べ、設置するのに十分なスペースが確保できるか確認します。ドラム式の場合、ドアは右開き・左開きか、ドアを開いたときのサイズもチェックしてください。
あわせて、洗濯機の下に設置する「防水パン(防水トレー)」や排水口の位置、水栓(蛇口)の位置も確認します。
防水パン(防水トレー)の内寸を測り、洗濯機がおさまるサイズか確認します。
排水口が洗濯機本体の左右どちらかにある場合、基本的にはそのまま洗濯機を設置できます。
排水口が洗濯機本体の真下にある場合、専用のホースや本体をのせる台など別途部品が必要になります。
水栓(蛇口)の位置・形状を確認し、洗濯機本体に当たらないかチェックしてください。水栓の位置が低いと、別途部品や取り付け工事が必要になる場合があります。
洗濯機を室内に運ぶまでの搬入経路も忘れずに確認してください。
玄関やエレベーター、階段、マンションの通路、室内の廊下などの幅や高さを測り、十分なスペースがあるかチェックしましょう。
階段がある場合は、階段の形状や手すりの幅、天井の高さも確認してください。
乾燥機能には大きく分けて「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2種類があります。
ヒーター式は電気を流すと発熱する加熱装置で洗濯槽内の空気を温めて、洗濯物を乾かす仕組みです。
ヒートポンプ式と比べて価格は安いですが、消費電力量が多いため、電気代がかかります。また、高温(80℃程度)で乾燥させるので、洗濯物が傷む場合があります。
ヒーター式は除湿方法によって、「排気タイプ」と「水冷・除湿タイプ」の2種類に分けられます。
排気タイプは、湿気を含んだ空気をそのまま洗濯機の外に排出します。そのため、洗濯機の周囲に熱がこもりやすくなります。
水冷・除湿タイプは、湿気を含んだ空気を、水で冷やして結露して除湿します。排気タイプと違い、洗濯機の周囲は熱くなりにくいですが、乾燥時にも水を使うため、水道代がかかります。
ヒートポンプ式は、冷媒ガスを循環させて、熱交換器で洗濯槽内の空気を冷却(結露)と加熱を繰り返しながら、乾いた空気で洗濯物を乾かす仕組みです。
電気を冷媒ガスの圧縮(高温)と減圧(低温)に使うので、ヒーター式と比べて消費電力量が少なく、冷却水も使用しないため、電気代や水道代が抑えられますが、価格は高めです。
「ヒートポンプ」という熱交換器を通じ、空気中の熱を使って温風を作ります。ヒーター式と比べると価格は高めですが、消費電力量が少なく、冷却水も使用しないため、電気代や水道代が抑えられます。
また、低温(60℃程度)で乾燥させるので、洗濯物が傷みにくいのも特徴です。
1回の洗濯でかかる電気代や水道代を抑えたい場合は、「消費電力量(Wh)」や「標準使用水量(L)」が少ないものを選ぶといいでしょう。
洗濯機の種類でいうと、ドラム式と縦型で比較した場合、一般的にはドラム式のほうが節電・節水性に優れている傾向があります。
また、インバーターが搭載されているかもチェックすることをおすすめします。
インバーター搭載の洗濯機は、洗濯物の量に応じてモーターの動きを自動的に調節し、それに応じて必要な分だけ電力や水を使用するので、節電や節水につながります。
そのほかに、節水機能でいえば「風呂水コース」や「お湯取運転」といった、お風呂の残り湯で洗濯できる機能に注目して、洗濯機を選ぶのもいいでしょう。
この機能があれば、洗濯機に取り付けたホースから、お風呂の残り湯を吸水して洗濯に使うことができ、大幅な節水になります。
洗濯機の運転音の大きさは、dB(デシベル)という単位で表示されます。一般的に音の大きさが60dBを超えると、人はうるさく感じるといわれています。
特に「アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる」「夜に洗濯することが多い」という方は、静音性に優れた洗濯機がおすすめです。
運転音の目安として47 dB以下の洗濯機を選ぶといいでしょう。
また、静音性を重視するなら、インバーターが搭載されているかもチェックしましょう。インバーター搭載の洗濯機なら、洗濯物の量に応じてモーターの動きを自動的に調節するので、運転音や振動が抑えられます。
洗濯機を使っていくうえで「糸くずフィルター」や「乾燥フィルター」などの定期的な掃除は欠かせません。洗濯機を選ぶときは、フィルターのお手入れのしやすさも重視しましょう。
縦型洗濯機に付いている糸くずフィルターには「ネット型」と「プラスチック型」の2種類があります。ネット型は耐久性が低く、破けやすいことから、最近はプラスチック型が主流になっています。
たとえば、プラスチック型でいうと、くし歯の形状にすることで糸くずが簡単に取り除けるようにしたものなどもあります。ドラム式の場合はタテ型とは異なり、洗濯槽内に糸くずフィルターはありません。排水経路の途中にあるフィルター(排水フィルターと呼びます)で糸くずを捕獲します。排水フィルターは目詰まりすると排水不良になるので、定期的なお手入れを心がけましょう。
乾燥フィルターに関しても、自動掃除機能を搭載したものや、ホコリが簡単に取り除けるよう工夫されたものなど、お手入れしやすい洗濯機が増えています。
最近の洗濯機は洗浄力を高めたり、洗濯の手間を軽減できたりと、便利な機能を備えたものが増えています。
ここでは洗濯機の主な便利機能をご紹介します。
衣類の黄ばみやニオイが気になる方は、「温水洗浄機能」を重視して選ぶといいでしょう。
温水洗浄機能は、洗濯槽内の水を温めて、温水で洗える機能です。
衣類の黄ばみやニオイの原因となる皮脂汚れ、食べこぼしの油汚れ。これらは低い水温では落ちにくいため、しっかり除去するにはお湯で洗うのが効果的です。
温水洗浄機能を使えば、洗剤液が温まり、酵素パワーが活性化して洗浄力が高まります。衣類の皮脂汚れをしっかり分解し、黄ばみやニオイを除去・防止でき、60℃設定で汚れはもちろん除菌もできます。
温風とUVライトで、衣類を除菌・消臭・シワ伸ばしする機能です。
除菌・消臭機能を使えば、スーツや制服、コート、ぬいぐるみといった頻繁に洗えないものも、いつでも清潔に保つことができて便利です。
「洗剤・柔軟剤の自動投入機能」とは、洗剤タンクにあらかじめ洗剤や柔軟剤を入れておくと、洗濯する際、洗濯物の量に適した分量を自動で投入してくれる機能のことです。
洗剤は適量を守ることが重要であり、多く入れすぎても洗浄力がほとんど変わらないうえ、洗剤が溶け残る原因にもなります。
反対に、洗剤が少なすぎても汚れ落ちが悪くなってしまいます。
そうした点で、洗剤の自動投入機能があれば、洗濯のたびに計量する手間が省けるだけでなく、洗剤の入れすぎや不足も防ぐことができます。
「ジェルボールコース」は、ジェルボール型洗剤の防臭や香り付けの効果を最大限発揮できるよう、すすぎの回数や給水量などを最適化したコースです。
普段、ジェルボール型洗剤を使用している方なら、ジェルボールコースが搭載された洗濯機を選ぶのもおすすめです。
ただ、ジェルボールコースを搭載している洗濯機はまだ少なく、一部のメーカーに限られます。